子どもに英語を学ばせたい!
楽しく英語を勉強したい!
英語を話せるようになりたい!
と思ったときに、海外ドラマ、映画、アニメを使った学習をしようと思う方は、多いと思います。
そんな方の中で特におすすめアニメ映画は「アナと雪の女王」(Frozen)です。
ディズニー映画は英語学習に最適です。
世界中の人に分かりやすいように作られています。
大人にも子どもにも、非ネイティブにとっても分かりやすい英語が使われています。
その中でも「アナと雪の女王」(Frozen)は、全世界で大ヒットしているため、内容が面白いのはもちろん、関連商品が多く、また英語の本なども手に入れやすいのでおすすめです。
我が家での活用方法も交えながら、「アナと雪の女王」(Frozen)を使った英語学習方法をご紹介します。
映画を英語で見る
おすすめの映画視聴方法は、字幕なし、英語音声で聞くことです。
個人差があると思いますが、日本語字幕だと日本語を読むことに集中して、英語を断片的にしか聞きとれなくなります。
また、英語字幕だと日本語以上に英語字幕に集中してしまうので、映像が頭に入ってこなくなります。
そのため、字幕については字幕なしをおすすめします。
ただ、英語音声だけだと難しい場合は、英語字幕や日本語字幕で見ても、もちろんOKです。
最終目標は、字幕なしで見ることだと思いますが、一番大切なことは続けられることだと思います。
英語字幕や字幕なしで自分が楽しめるならOKですが、見ていて楽しくないなら躊躇なく日本語字幕で見ることをおすすめします。
そして、2回目や3回目に英語字幕なしで観ることにチャレンジしてみてください。
こちらの記事では「アナと雪の女王」で使用された英単語を分析した結果を掲載しています。
使用された英単語の種類は1216個で、そのうち中学校で習う単語は1025個で全体の約84%でした。
どのような英単語が使用されたかを見ることで、英語で観やすくなるはずです。
サウンドトラックを聞く
「アナと雪の女王」(Frozen)を含めたディズニーアニメが、英語学習におすすめの理由のひとつは、劇中に歌が多いことです。
そのため、通常、映画のサウンドトラックを購入するとほとんどがBGMですが、ディズニーアニメであれば複数の歌が収録されています。
歌だけであれば、移動中や車の中でも聞きやすくなります。
映像で見ている分、歌詞の内容も分かりやすく、イメージしやすいため単語も覚えやすくなります。
ディズニー映画の楽曲がおすすめの理由はこちらの記事で、詳しく解説しています。
こちらの記事では劇中で使用された楽曲「Do You Want to Build a Snowman?」を題材に英語多聴の練習ができるように記事を構成しています。
大人の英語学習なら
映画の台本、スクリプトを読む
英語を見た後に映画の台本、スクリプトを読むことをおすすめします。
映画の台本、スクリプトを読んだ後に、映画を見れば劇的に英単語が聞き取れるようになります。
台本、スクリプトを読む方法は2つあります。
ひとつ目は書籍を購入する方法です。
有名な映画だと映画の台本、スクリプトが本として出版されています。
書籍の場合、英語学習者用に作成されており、日本語訳もついているので使用しやすいです。
「アナと雪の女王」(Frozen)は台本、スクリプトが記載されている本も出版されています。
「英語シナリオで楽しむ」シリーズについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
もうひとつの方法は、インターネットでスクリプト、台本を検索する方法です。
「Frozen script」など「映画の英語題名 script」で検索すると英語のすべての台本、スクリプトが出てきます。
また、ほかの海外ドラマ、映画、アニメを見たときにも同じような表現がたくさん出てきていることにも気づくと思います。
この方法を続けていくと、ただ見続けるよりもはるかに速いスピードで、海外映画を字幕なしで見ることができるようになります。
小説に挑戦する
台本、スクリプトを読んだ後は、小説にもチャレンジしてみましょう。

Frozen Junior Novelization (Disney Frozen)
- 作者:RH Disney
- 出版社/メーカー: RH/Disney
- 発売日: 2013/10/01
- メディア: ペーパーバック
こちらの本は、英語ネイティブの9 ~12歳向けに書かれた本です。
一般的な洋書のペーパーバックよりは読みやすいです。
台本、スクリプトと比べると台本、スクリプトはセリフのみだったのが、描写が多くなる分やや難しくなります。
ただ、子ども向けに書かれているので、台本、スクリプトを読んだ後ならちょうどいいレベルだと思います。
英語育児なら
絵本をよむ
「アナと雪の女王」(Frozen)は、英語絵本も多数出版されています。
1ページ数文字の絵本からあり、英語育児にぴったりです。

Frozen Story Collection (Disney Frozen) (Step into Reading)
- 作者:RH Disney
- 出版社/メーカー: RH/Disney
- 発売日: 2015/07/28
- メディア: ペーパーバック
1ページ当たりの文字数
少ないページで3文字
多いページで16文字
特徴
1070円で購入しました。
「Step into reading」シリーズのレベル1が2冊、レベル2が3冊の計5冊の本が、1冊にまとまったものです。
「Step into reading」シリーズはディズニーを始め、日本人に馴染みのあるアニメが多く、英語絵本によくある独特の絵のタッチもないのでとっつきやすいです。
内容も易しいものが多く、英語絵本を読み始めるにはちょうど良いシリーズです。
「Step into reading」については、こちらの記事で詳しく説明しています。
ごっこ遊びをする
「アナと雪の女王」(Frozen)のごっこ遊びをする中で、英語のセリフを親子で真似し合うと効果的に英語に取り組めます。
ごっこ遊びの時にぬいぐるみを活用するのも効果的です。
ひとつの映画を徹底的に見るメリット
ひとつの映画を繰り返しみて完璧にしても、違う映画になれば結局全く分からないままなんじゃないのと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
実際に、映画で使われる英単語を分析してみたところ、どんな映画でも約40%は同じ単語が使われていることが分かりました。
映画で使われる英単語の分析結果については、こちらの記事で詳しく説明しています。
つまりひとつの映画を完璧に聞き取れるようになれば、違う映画でも約40%は同じため、半分弱は聞き取れることが分かります。
更に、同じシリーズならその比率はもっと上がります。
例えばディズニーアニメ「美女と野獣」と実写版「美女と野獣」では使用されている単語の約70%は同じ英単語が使用されていました。
好きなシリーズものがあれば、ぜひ第1話、第1作目を徹底的に見ることをおすすめします。
そうすれば第2話、第2作目は初めて英語で見た時でも、第1話、第1作目よりもはるかに理解できるように感じるはずです。
また、ひとつの映画を完璧にするメリットは、耳自体が英語に慣れてくるため、思った以上に英語が聞き取れるようになるはずです。
もちろんひとつの映画を徹底的に見る以外にも、たくさん見ることも効果的です。
その中で、特に気に入った映画を徹底的に見て、映画の内容を完璧に覚えてみてください。
徹底的に見た映画がひとつでもあれば、だだ、たくさん見るよりも早く映画を英語で見ることができるようになります。
我が家での取り組み
フレーズを真似する
我が家では、「アナと雪の女王」(Frozen)ででてきたフレーズや会話をそのまま真似をして使っています。
子どもは大人がテレビの真似をするのがおもしろいようで、とても喜んでくれます。
娘も自然と同じように真似をしています。
こちらの記事では劇中で使用されたセリフを紹介しています。
英語の語りかけに使えるフレーズについては、こちらの記事で詳しく説明しています。
読み聞かせに活用
「アナと雪の女王」(Frozen)の絵本も多数出版されており、内容がもともと幼児向けなので、英語育児に始める時に最適な絵本が多いです。
「Read-Along Storybook and CD」というCD付き絵本シリーズもおすすめです。

Frozen Read-Along Storybook and CD
- 作者:Disney Book Group
- 出版社/メーカー: Disney Press
- 発売日: 2013/10/01
- メディア: ペーパーバック
こちらは、アニメのストーリーを短くまとめたもので、CDの長さは10分~15分と短過ぎず、長過ぎないちょうどいい長さです。
CDの内容はすべて絵本に記載されているので、絵本を見ながらCDを聞くのはもちろん、絵本だけ、CDだけでも使用できるので使い勝手も抜群です。
他にもシンデレラからアナと雪の女王2まで、さらにはスター・ウォーズまで数多くの絵本が出版されています。
価格もCD付きで800円前後で、中には3つの映画が1冊にまとまったものもあり、それでも1200円前後で購入できます。
「Read-Along Storybook and CD」については、こちらの記事で詳しく説明しています。
英語絵本の読み聞かせについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
聞き流し教材に活用
英語のアニメを録画し、音声だけを流し、聞き流し教材のように使うのもおすすめです。
セリフだけだとより、音声に意識が集中するので聞き取りやすくなります。
また、アニメを一度見ている場合、音声だけでも状況がイメージでき、このセリフはどんな状況で使えるのかもイメージしやすいです。
子ども向けの英語聞き流しの教材よりも実用的で、しかも楽しく、効果もあり、費用もかかりません。
先程ご紹介した、サウンドトラックやCD付き絵本も聞き流しに使えます。
また、ディズニー動画定額見放題サービスの「Disney+ (ディズニープラス) 」を使えば、自宅でも、車でも簡単に聞くことができます。
アプリの機能として動画をダウンロードして見ることができるので、自宅のWi-Fiで事前にダウンロードしておけば、車の中でも通信費も気にせず使えます。
「Disney+ (ディズニープラス) 」を英語学習に活用する方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
動画を聞き流し教材として活用する方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
自宅で様々な取り組みができる
アニメ、セリフの真似、絵本、音声聞き流し、ごっこ遊びと自宅で「アナと雪の女王」(Frozen)ひとつで様々な英語の取り組みができます。
様々な取り組みを通して、子どもが「「アナと雪の女王」(Frozen)に興味をもち、英語にも興味をもつ可能性も高くなります。
英語絵本の購入方法について
我が家では英語絵本の購入は基本的にはAmazonで購入しています。
書店で買うよりも安いことが多く、種類も豊富なのでおすすめです。
ただ、英語絵本や洋書は値段が結構変わるのでご注意ください。
また、アメリカやイギリスのAmazonで購入する方が安くなる場合も多いです。
アメリカやイギリスのAmazonで実際に購入したものや、購入方法についてこちらの記事でご紹介しています。
「アナと雪の女王」の視聴方法
「アナと雪の女王」はDisney+ (ディズニープラス)で視聴することができます。
最後に
英語は楽しみながら学習することができます。
そして、親子でも楽しみながら学習することができます。
「アナと雪の女王」(Frozen)のようにディズニー映画は、同じ作品で、絵本・小説・アニメ・実写など様々な形式が存在します。
そのため、同じ作品で英語のレベルが簡単なものから、難しいものまであります。
好きな作品があれば、絵本から始めて、最後は小説まで段階的に英語のレベルを上げていくことができます。
「美女と野獣」を例にして段階的に、英語のレベルを上げていく英語学習法について、こちらの記事で詳しく説明しています。
今回は「アナと雪の女王」(Frozen)を使った英語学習法をご紹介しましたが、もちろん「アナと雪の女王」(Frozen)以外のアニメや映画でも同じように英語学習や英語育児に活用することは可能です。
大好きなアニメや映画であれば、繰り返し見ることも大変なことではないと思います。
好きなことで英語を学べば、英語の力はもっと早く身に付けることができます。
皆様の参考になれば幸いです。
皆様のご意見、ご感想、またはおすすめの方法、取り組んで良かったことなども教えて下さい。
お気軽にコメントして頂ければと思います。
こちらの記事も参考になるかもしれません。
合わせてご覧ください。