【初心者から上級者まで】レベル別英語学習におすすめのアニメ、映画、番組をご紹介!
アニメ、映画などを使って楽しく英語学習ができれば最高ですね。
これまでこのブログでは
約100種類の洋楽やアニメを和訳
約20種類のニュースを和訳
約20種類の映画やアニメで使われる英単語を分析
してきました。
この記事では、上記の取り組みに加え、実際に様々な動画を英語で観た経験、塾講師として英語を指導している経験をもとにレベル別おすすめ動画をご紹介します。
この記事を読んで頂ければ、自分にぴったりな動画が見つかり「映画を英語で観られるようになれるんだ!」と思ってもらえるかもしれません。
レベル別おすすめ動画
おすすめ動画を英語レベルと、会話表現(フォーマル、カジュアル)で分類してご紹介します。
黒字で表記してあるものはディズニーの公式動画配信サービス「Disney+ (ディズニープラス) 」で視聴可能です。
下記の表をご覧ください。
英語レベルについて
英語レベルは初級、中級、上級に分けています。
中学校で習う英単語の割合を基準にしています。
それぞれの詳細はこちらです。
英語レベル |
中学校で習わない英単語の割合 |
初級 |
10%未満 |
中級 |
10%以上~20%未満 |
上級 |
20%以上 |
一般的に知っている単語数が90~95%以上の文章でないと、未知の単語を推測しながらでも理解しながら読むことはできないと言われています。
それをもとに考えた場合に、初級=中学レベル、中級=高校レベル、上級=大学レベル以上と考えることもできます。
中学校の英語は分かるけど理解できないという場合は、語彙力ではなくて、リスニング力や文章の理解力に課題があると考えることができます。
尚、英単語の分析をせずに経験をもとに分類している動画もございます。
ご了承ください。
会話表現について
会話表現はフォーマル、カジュアルに分けています。
これは文章の理解しやすさを基準にしています。
それぞれの詳細はこちらです。
会話表現 |
文章の理解しやすさ |
フォーマル |
文章の意味がひとつに決まる |
カジュアル |
文章の意味が複数に解釈できる |
これまでこのブログでニュースやアニメ、洋楽を和訳して感じたことですが、文章が訳しやすいものとそうでないものを分けている一番の要因は、その文章の意味に幅があるかどうかです。
「Google翻訳」などで機械的に和訳した時に、意味が理解できるように翻訳される文章は、文章が理解しやすいです。
洋楽の歌詞などを「Google翻訳」などで訳すと、意味の分からない文章になったりします。
これは文章に使われている単語に複数の意味があったり、文法的に文章が崩れているときにおこります。
ニュースの原稿は、使われている単語の意味は難しいものが多いですが、単語ひとつひとつの意味は分かりやすく、文法的にもしっかりと書かれているので、訳すこと自体は洋楽やアニメよりも簡単です。
この文章の理解しやすさが、動画を映画で見るときの難しさに大きく影響します。
視聴方法
黒字で表記してあるものは「Disney+ (ディズニープラス) 」で視聴可能です。
「Disney+ (ディズニープラス) 」はアニメ作品が多いため、英語レベルの初級、中級の作品が豊富なため英語学習におすすめです。
詳細については、こちらの記事で詳しく説明しています。
「Disney+ (ディズニープラス) 」以外での視聴方法や各動画の内容についてご紹介していきます。
おすすめ動画のご紹介
Peppa Pig
「Peppa Pig」は日本で手軽に見られる英語アニメの中でも、もっとも簡単な番組のひとつです。
そして日本のアンパンマンのように、イギリスで親しまれているキャラクターです。
幼児向けのアニメで、中学校で習わない単語は約6%です。
他の度の動画よりも圧倒的に、英語レベルが低く、理解しやすい文章ばかりなので、英語で動画を楽しむ入門としてぴったりのアニメです。
「Peppa Pig」はYouTubeでほとんどのエピソードが視聴可能です。
Disney+ (ディズニープラス)ではシーズン1の全52話が視聴可能です。(2020年8月現在)
アニメの詳細、英語学習や英語育児への活用法については、こちらの記事でご紹介しています。
Peppa Pigのシーズン1のストーリーを和訳した記事もあります。
Ben and Holly’s Little Kingdom
「Ben and Holly’s Little Kingdom」は「Peppa Pig」と同じ作者の方が制作したアニメです。
「Peppa Pig」が1話5分程度なのに対し「Ben and Holly’s Little Kingdomは、1話が10分程度です。
主人公の年齢は8歳で、Peppa Pigは4~5歳の設定なので、ちょうどPeppa Pigのお兄さん、お姉さんになっています。
会話の内容自体は日常的なものが多く、多少ファンタジーに関係する単語がありますが「PeppaPig」より、話題が少し難しくなる程度です。
「Peppa Pig」を英語で聞くことに慣れてきた頃に見るのに最適のアニメです。
「Ben and Holly’s Little Kingdom」はYouTubeでほとんどのエピソードが視聴可能です。
詳細については、こちらの記事でご紹介しています。
Curious George
「Curious George」は邦題「おさるのジョージ」で日本でも親しまれているアニメです。
小さな子ども向けのアニメなので表現自体が優しく、難しい単語もほとんど出てきません。
登場人物はジョージにやさしく、丁寧に話しかけています。
ジョージが話せないので、ナレーションが状況を解説してくれます。
中学校で習わない単語も約9%(約8.5%)で、理解しやすい文章が多いです。
「Curious George」も「Peppa Pig」を英語で聞くことに慣れてきた頃に見るのに最適のアニメです。
現在「Curious George」はNHK Eテレで放送されています。
音声設定を変えると英語で見ることができます。
詳細については、こちらの記事でご紹介しています。
ジブリ映画
「魔女の宅急便」と「千と千尋の神隠し」の中学校で習わない単語はそれぞれ約9%と約12%でした。
ジブリ映画は他のアニメと比べて聞き取りやすく、内容も分かりやすいです。
その理由は3つあります。
①英語の訛りがない
②英語表現が簡単、丁寧
③文化、習慣に馴染みがある
そのため、「ジブリ映画」も「Peppa Pig」を英語で聞くことに慣れてきた頃に見るのに最適のアニメです。
「ジブリ映画」はDVDやブルーレイに英語音声が収録されています。
日本国内で販売されているDVDでも英語音声が収録されています。
我が家にある10年以上前に購入したジブリのDVDにも英語音声が収録されていました。
ただ、英語字幕は英語音声とは一致していませんのでご注意ください。
英語字幕で観たい方は 、北米版のブルーレイの購入をおすすめします。
北米版は、英語字幕と英語音声が一致しています。
PJMASKS
PJMASKS(しゅつどう!パジャマスク)は、ディズニーが制作したアニメです。
1回2話が30分程度で放送されます。
ヒーローものど真ん中の設定です。
難しい設定も少なく、ストーリーも分かりやすい内容が多いです。
ディズニーアニメですが、ミュージカルシーンはなく、アニメの途中で突然キャラクターが歌いだすことはありません。
私の娘(年長)も好んで見ており、女の子でも十分楽しめるアニメです。
ディズニーアニメの中でも特に英語レベルが簡単です。
会話表現はこれまでのアニメと比べるとカジュアルなため、理解しづらいかもしれません。
ただカジュアルな会話の中では、もっとも英語レベルが簡単なアニメのひとつでもあります。
「PJMASKS」でしっかりとカジュアルな表現に慣れることができれば、ほとんどのディズニーアニメなども英語で楽しめるようになります。
まさにディズニーアニメの登竜門と言っても過言ではないアニメです。
「PJMASKS」はDisney+ (ディズニープラス)で視聴可能です。
詳細については、こちらの記事でご紹介しています。
The Lion Guard
「The Lion Guard」は、ディズニーが制作したアニメです。
1回1話が30分程度で放送されます。
「ライオン・キング」の続編にあたる作品で、「ライオン・キング」の主人公シンバの息子カイオンが主人公です。
キャラクターは動物で、舞台はサバンナなので、難しい名詞もあまり登場しません。
自然や動物に関係する言葉が多いですが、映像を見れば視覚的にわかるので、英語でも観やすいです。
「PJMASKS」よりは難しいですが、他のディズニーアニメと比べると分かりやすいです。
そのため「PJMASKS」を英語で聞くことに慣れてきた頃に見るのに最適のアニメです。
「The Lion Guard」はDisney+ (ディズニープラス)で視聴可能です。
詳細については、こちらの記事でご紹介しています。
Sofia the First
「Sofia the First」(ちいさなプリンセスソフィア)は、ディズニーが制作したアニメで、日本でもテレビ東京系で2015年~2019年まで放送されていました。
女の子には、ディズニープリンセスと並ぶほど人気のあるキャラクターではないでしょうか。
一話は30分程度で、内容としては、8歳の普通の女の子だったソフィアがある日、母親の結婚をきっかけにプリンセスになるところから物語が始まります。
会話の内容の「アナと雪の女王」などのディズニーアニメ映画とも遜色のないものになっています。
「The Lion Guard」を英語で聞くことに慣れてきた頃に見るのに最適のアニメです。
「Sofia the First」はDisney+ (ディズニープラス)で視聴可能です。
詳細については、こちらの記事でご紹介しています。
同じ英語レベルの他のアニメとしては同じディズニーの「Miles From Tomorrowland」(マイルズのトゥモローランドだいさくせん)もおすすめです。
主人公の7歳になる男の子マイルズと科学者の両親、姉のロレッタと共に未知の不思議な惑星を訪れ、さまざまなトラブルを解決するストーリーです。
宇宙、科学、未来、アドベンチャー、家族の絆がキーワードです。
SFど真ん中の設定で、SF映画の入門としてもおすすめです。
「Miles From Tomorrowland」はDisney+ (ディズニープラス)で視聴可能です。
詳細については、こちらの記事でご紹介しています。
Elena of Avalor
「Elena of Avalor」(アバローのプリンセス エレナ)は、ディズニーが制作したアニメです。
テレビ東京系列でも放送されていました。
一話は30分程度でもともとは「ちいさなプリンセスソフィア」のスピンオフ作品として、ディズニー初のラテン系プリンセスとして登場しました。
エレナは、悪い魔女によってソフィアがいつも身に着けているアバローのペンダントに封じ込められていたプリンセスです。
「Sofia the First」よりも年齢設定が高めな分、英語も少し難しくなっていますが、「Sofia the First」が英語で楽しむことができれば、十分理解できる内容です。
「Miles From Tomorrowland」はDisney+ (ディズニープラス)で視聴可能です。
詳細については、こちらの記事でご紹介しています。
同じ英語レベルの他のアニメとしては同じディズニーの「塔の上のラプンツェル」の続編「Tangled: The Series」(ラプンツェル ザ・シリーズ)や、「ベイマックス」の続編「Big Hero 6: The Series」(ベイマックス ザ・シリーズ)もおすすめです。
「Tangled: The Series」「Big Hero 6: The Series」はDisney+ (ディズニープラス)で視聴可能です。
それぞれのアニメの詳細については、こちらの記事でご紹介しています。
ディズニーアニメ映画
これまで中学校で習わない英単語を分析したディズーアニメ映画をご紹介します。
アニメ「アラジン」の場合、約27%
アニメ「美女と野獣」の場合、約27%
「リトルマーメイド」の場合、約23%
「モアナと伝説の海」の場合、約20%
「塔の上のラプンツェル」の場合、約19%
「アナと雪の女王」の場合、約16%
比較的新しいディズニーアニメ映画の方が英語が簡単なものが多いように思います。
特にキャラクター3Dアニメになった「塔の上のラプンツェル」以降の作品は比較的簡単です。
それぞれのディズニーアニメ映画はDisney+ (ディズニープラス)で視聴可能です。
ティーン向け映画
「ハリーポッターシリーズ」や「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」などの10代の若者向け映画も比較的、簡単なものが多いです。
「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の場合、中学校で習わない単語は約18%です。
「塔の上のラプンツェル」と英語レベルは、ほぼ同じですが、作品によってはよりカジュアルな表現が多くなる分、少し難しく感じるかもしれません。
「ハリーポッターシリーズ」や「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」はDisney+ (ディズニープラス)で視聴できませんが、ピクサーやマーベル、スター・ウォーズシリーズなどの10代向け映画は視聴可能です。
National Geographic
「National Geographic」(ナショナル ジオグラフィック)は宇宙、科学、動物、自然、歴史、冒険などをテーマにした雑誌とテレビ番組が制作されています。
テレビ番組は25分程度で放送されます。
宇宙、科学、動物、自然、歴史、冒険などを分かりやすく、興味が持てるように伝えることを目的にしている番組なので、興味のあるテーマだと楽しみながら英語で聞くことができます。
「スイカに1万ボルトの電流を流してみた」などの実験動画も多いので、想像以上に楽しめると思います。
英語レベルは中級と易しくはないですが、英語表現がフォーマルで理解しやすいのが特徴です。
そのため高校生以上の英語が理解できている方なら、アニメよりも分かりやすく感じるかもしれません。
英語ニュース番組の練習にもおすすめです。
「National Geographic」はDisney+ (ディズニープラス)で視聴可能です。
詳細については、こちらの記事でご紹介しています。
News
アメリカの国営放送VOAや、イギリスの国営放送BBCは、英語学習者向けにやさしい英語ニュースを配信しています。
こちらの記事は、VOAの英語学習者向けコンテンツを題材にしています。
またNHKも海外向けに放送する「NHKワールド」で英語放送をしており、英語ニュース初心者には、ニュース内容に馴染みのある「NHKワールド」がおすすめです。
ラジオ番組ではありますが「NHKワールド」のニュースの中で、旬な内容を題材に実際の放送と、内容の解説を聞くことができる「世界へ発信!ニュースで英語術」という番組もあります。
英語ニュースの練習にぴったりの番組です。
詳細については、こちらの記事でご紹介しています。
一般映画
これまで中学校で習わない英単語を分析したアニメ以外の映画をご紹介します。
実写「美女と野獣」の場合、約35%です。
「アベンジャーズ」の場合、約24%です。
「マレフィセント」の場合、約22%です。
「マレフィセント2」の場合、約22%です。
「ジョーカー」の場合、約21%です。
一般映画は作品によってまちまちです。
アニメとの大きな違いは、もごもごと話す場合など発音がしっかりされなかったり、カジュアルな表現が多く理解しにくい場合があることです。
ただ英単語の割合を見て頂いたように、英語レベル自体は、アニメより劇的に難しくなることはありません。
このレベルまで来ると英語レベルは作品による部分が大きいです。
一般論ではありますが、比較的新しい映画の方が理解しやすいように思います。
こちらでとりあげた「ジョーカー」以外の作品は、Disney+ (ディズニープラス)で視聴可能です。
英語学習に効果的な視聴方法
英語で動画を楽しむために必要なことは3つあります。
リスニング力
語彙力
理解力
単語を聞き取ることができ、その意味が分かり、文章として繋げて理解できるようになれば、英語で動画を楽しむことができるようになります。
まずは自分がどこに問題があるのかを知ることができれば、どんな取り組みをすればいいのかが分かります。
そしてこの3つの力を同時に伸ばすためにおすすめの方法は、英語多観です。
英語多観とは、文字通り英語の音声で収録された動画・作品をたくさん観ることです。
英語多観は、大人でも子供でも効果を発揮します。
やり方やどのように動画を視聴するかなど、詳しい方法はこちらの記事でご紹介しています。
最後に
英語は楽しみながら学習することができます。
まずは「Peppa Pig」から始めて、ここで紹介している動画に合わせて少しずつ英語レベルを上げていけば、映画も英語で十分楽しめるようになります。
英語を習得するためにもっとも大きな原動力は、英語で何かにハマることです。
好きなことを英語で取り組めば、1年でも、もっと短い数か月でも劇的に英語力が変わります。
動画を英語で見るなど、自分が楽しめる勉強方法が見つかると、飛躍的に英語力を伸ばすことができます。
ぜひとも英語でなにかにハマってください。
1年後には驚くべき英語力が身に付いているはずです。
皆様の参考になれば幸いです。
皆様のご意見、ご感想、またはおすすめの方法、取り組んで良かったことなども教えて下さい。
お気軽にコメントして頂ければと思います。
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