娘(2015年生)と英語育児をはじめて2年が経ちました。
この記事では2年間英語育児に取り組んだ結果と、現在取り組んでいることをご紹介させて頂きます。
この記事を読んで頂ければ、英語育児の取り組み方や、継続して英語育児を取り組むヒントが得られるかもしれません。
英語育児2年後の娘の様子
娘は日常の中で自然と英語が出てくるようになり、英語で会話をしたり、英語で独り言を言うことが多くなってきました。
オンライン英会話を受講していますが、先生とのフリートークも少しずつできるようになってきており、「How are you?」「I`m fine, thank you.」のような定型表現以外でのやり取りが数回できるようになってきています。
いくつか日常での英会話の様子をご紹介します。
・オンライン英会話の先生とのやり取り
娘が先生に自分が持っているおもちゃを見せながら
娘: I have many of them.
上手く英語で言えないとき
娘:I can`t tell you English.
(inが抜けていますが)
・レゴで私と遊びながら
レゴを壊してしまった娘:Oh! Daddy, help! I can`t fix it.
その後自分でレゴを作り直すことができて一言:Oh.. I did it.
他にも「I'm eating.」「I'm scared.」「It's your fault!」「It's not fair!」など3語程度の文章を自分からよく話すようになりました。
全く同じ表現ばかりでなく、単語を入れ替えて3語程度の文章を話せるようになってきています。
親バカですが、なにより凄いと感じているのは、英語が出てくる瞬発力です。
とっさの時でも英語で話したり、私に話しかけてきたりするので、私の方が英語で返すときに詰まることがあります。
また英語の絵本の読み聞かせや、英語のアニメ、歌などを聞くことに全く抵抗なくできるようになりました。
日本語の絵本、アニメ、歌も、英語の絵本、アニメ、歌も同じような感覚で観たり、読んだりしているようです。
娘に読み聞かせをしているときに、次に読む絵本を選んでもらうと日本語の絵本の時もあれば、英語の絵本の時もあります。
割合としては日本語の絵本が多いですが、英語育児をはじめた当初のように、英語の絵本、アニメ、歌を嫌がるということはまったくなくなりました。
現在の4つの取り組み
現在取り組んでいることは大きく4つです。
①英語絵本の読み聞かせ
②英語アニメの活用
③英語で語り掛け
④オンライン英会話
英語絵本読み聞かせ
ひとつ目は、英語絵本の読み聞かせです。
毎朝最低3冊は英語の絵本を読んでいます。
おはようございます。#今朝の娘との読書タイム
— 塾パパ@英語育児&英語学び直し中 (@juku_papa) 2020年9月4
読み聞かせ
日本語絵本2冊
英語絵本3冊
を読みました! pic.twitter.com/8KlOFog9Zq
主に読んでいる英語の本はOxford Reading Treeとアニメの絵本が多いです。
Oxford Reading Treeとアニメの絵本は娘の反応が良く、好んで読んでくれます。
夜寝る前にも読み聞かせの時間をとっており、夜は娘の好きな絵本を読むので、日本語ばかりの時もあります。
日本語の本では、娘はディズニーの本や、おしりたんていが好きです。
最近はかいけつゾロリにも興味が出てきたようです。
英語絵本読み聞かせの具体的な方法については、こちらの記事で詳しく説明しています。
またOxford Reading Clubという電子書籍読み放題サービスも活用しています。
音声の読み上げや、英単語のスペルゲームもあり、5歳の娘でもひとりで使うことができます。
現在、アルファベットの読み書きは練習していますが、英語の自力読みや、単語のスペルなどは教えていません。
ただ、娘はいくつか英単語のスペルを書くことができ、それはOxford Reading Clubのおかげだと思っています。
Oxford Reading Clubについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
英語アニメの活用
ふたつ目は、英語アニメの活用です。
現在娘が好きな英語アニメは、「ディズニー映画」「Ben and Holly’s Little Kingdom」「PJMASKS」「The lion Guard」です。
「Ben and Holly’s Little Kingdom」「PJMASKS」「The lion Guard」については、こちらの記事で詳しく説明しています。
これらのアニメの視聴はディズニーの公式動画配信サービス「Disney+」を使用しています。
「Disney+」は簡単な英語アニメが多く、娘のその時々の好みにあったアニメがあるので、とても重宝しています。
また自分の英語学習にも活用しています。
「Disney+」の具体的な活用方法については、こちらの記事で詳しく説明しています。
日常で娘が話す英語の多くは、アニメのセリフから覚えたものが多いです。
英語アニメを楽しみながら観ることができれば、自然と多量の英語をインプットできるので、英語力が一気に伸びる可能性があると思います。
また、英語アニメは音声だけを使い、自宅や車の中などで聞き流し教材の様に使用しています。
アニメの主題歌や、挿入曲もよく聞いています。
英語聞き流しに活用する方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
英語で語りかけ
3つ目は英語での語り掛けです。
英語育児1年目は意識して、英語で語り掛けをすることが多かったですが、最近は意識して英語で語り掛けはしておらず、娘の英語に反応して英語で話すことが多くなってきました。
1年目によく使っていた英語で語りかけのフレーズについては、こちらの記事で詳しく説明しています。
娘が日常で英語で話しかけるのは、私と妻と、祖母の3人だけです。
妻と祖母にはよく英語を教えている姿を見ます。
恐らく娘は、英語は自分の方が妻や祖母よりできると思っているようです。
娘が英語に自信を持ってくれていたら嬉しいです。
また私よりも娘の方が英語を気軽に話すようになってきているので、娘に英会話で圧倒されないように、自分の英語力を上げていかなければと感じています。
幼稚園や友だちといるときは英語を話さないようです。
オンライン英会話
オンライン英会話は2020年1月から始め、約10か月取り組んでいます。(2020年10月現在)
英語育児を始めた当初から、オンライン英会話は取り組みたいと思っていましたが、娘が嫌がってやらなくなると困るので、十分準備をしてから取り組むようにしました。
自分の中で娘がオンライン英会話をひとりでできるようになることは、ひとつの目標でした。
オンライン英会話がひとりでできれば、英語学習が軌道に乗っていきやすいと考えているためです。
私自身もオンライン英会話をしていますが、オンライン英会話はとても有益だと感じる反面、その導入が難しいと感じています。
そのため、娘にうまく導入するために、ときどき自分のオンライン英会話中に、娘を参加させたり、私がやっている様子を見せるなどをして、娘がオンライン英会話に慣れるようにしました。
またオンライン英会話の講師も私と同じ講師にしており、娘が取り組みやすいように心がけました。
娘は、はじめ恥ずかしがって話さなかったり、おもちゃを見せたくて授業が進まなかったり、じっと座っていられずipadを持って走り回ったりしていましたが、今では、ひとりでオンライン英会話を受講できるようになりました。
現在は週1回25分だけの受講ですが、娘も楽しく取り組めており、自由に英語で会話ができる機会があることが良い点だと思っています。
今のペースでゆるく長く進めていこうと考えています。
オンライン英会話の取り組み方については、こちらの記事で詳しく説明しています。
娘の英語が伸びたと思った瞬間
英語育児を2年しているなかで、娘の英語が伸びたと感じる瞬間が2回ありました。
Peppa Pigとの出会い
ひとつ目はPeppa Pigとの出会いです。
Peppa Pigが英語育児に良いというのは当初から知っていたのですが、主な視聴方法がYouTubeだったため、YouTubeを娘に観せることを躊躇しており、なかなか活用できていませんでした。
そのため英語育児をはじめた頃は、Sofia the Firstをよく観ていました。
今思えば娘は、Sofia the Firstの内容はあまり分かっていなかったように思います。
Peppa Pig、Sofia the Firstについては、こちらの記事で詳しく説明しています。
その後、AppleTVを活用すればYouTubeを広告や他の動画をあまり観せずに使用できることを知り、それからPeppa Pigを観るようになりました。
娘がPeppa Pigを観るようになってからは、娘がセリフを真似して一気に英語を話すようになりました。
遊んでいるときに独り言で英語を話すようになったのもPeppa Pigを観るようになってからです。
娘の理解力とPeppa Pigの内容がマッチしたことが良かったのだと思います。
これはチャンスだと思い、Peppa Pigの絵本やCDも購入し、娘と一緒に取り組みました。
Peppa Pigが娘の英語力を伸ばす大きなきっかけになったと感じます。
Ben and Holly’s Little Kingdom、PJMASKS、The lion Guardとの出会い
ふたつ目はBen and Holly’s Little Kingdom、PJMASKS、The lion Guardとの出会いです。
娘がPeppa Pigに少し飽きてきたころに、Ben and Holly’s Little Kingdom、PJMASKS、The lion Guardを観るようになり、アニメの表現が増えるのと同じように、娘の英語の表現力が一気に増えました。
はじめはThe lion Guardを観たのですが、内容が難しいようであまり観ようとはしませんでした。
その後、Ben and Holly’s Little KingdomとPJMASKSを観るようになり、しばらくするとThe lion Guardもよく観るようになりました。
Ben and Holly’s Little KingdomとPJMASKSの方が、The lion Guardより英語が分かりやすいので、英語のレベルに慣れてThe lion Guardの内容が分かるようになってきたのかもしれません。
またBen and Holly’s Little Kingdom、PJMASKS、The lion Guardの絵本や曲も活用しました。
その他の変化としてはオンライン英会話でも先生と話す内容に、少しずつ厚みが出てきたようにも感じます。
この2つに共通しているのは、娘の英語力とマッチしたもので、興味があるアニメが見つかったときです。
アニメの力は絶大です。
英語育児をする上では、子どもに合うアニメを見つけることがとても重要だと感じています。
そして人気のあるアニメだと、英語の絵本やCDなどもたくさんあるので、アニメを観る以外の取り組みもしやすくなります。
ディズニープラスで観ることができる作品だと、様々な英語レベルのアニメがあり、絵本やCDなどもそろっていることが多いので、子どもに合うアニメを探すのにおすすめです。
最近、Peppa Pigのシーズン1もディズニープラスで観ることができるようになりました。
また娘は日本語のアニメも観ており、アニメによって日本語と英語を分けています。
日本のアニメは日本語で、海外のアニメは英語で観るようにしています。
今観ている日本語アニメは、プリキュアとおしりたんていです。
今のところ娘は日本語アニメを観ても、英語アニメを観たがらないということはありません。
ただ一番好きなアニメはプリキュアだそうです。
プリキュアの強さは計り知れません。
英語育児で気をつけていること
まず日本語ありき
日本に生まれ、日本人の間に生まれた以上、完全なバイリンガルにはなれないと考えています。
ただ、バイリンガルのように流暢に話せるようになることはできると思います。
日本で生まれ、日本人の間に生まれた場合、英語はしっかりとした日本語の理解力があってこそ伸ばすことができると考えています。
英語育児をするためには、十分な日本語の理解力を同時に養っていく必要があります。
英語の絵本の読み聞かせ、アニメ、語り掛け、オンライン英会話などに取り組んでいますが、それ以上に日本語で絵本を読み聞かせるなどの取り組みをすることを意識しています。
親が楽しむ
子どもは親が興味のあるもの、好きなものに影響を受けます。
100%ではないですが親が好きなものは、子どもも好きになりやすいです。
そして、言葉で言うよりも、行動で示すことは何倍も効果が高いです。
子どもはよく親を見ています。
親が言葉でいくら言っても、行動が伴っていないことは子どもには伝わりません。
そのため、親が自分の行動で示すことがもっとも効果的だと感じています。
親が本をよく読んでいる姿を見せれば、子どもは本をよく読むようになります。
親がスマホをよく見ている姿を見せれば、子どもはスマホをよく見るようになります。
そのため、私が英語を大好きになり、英語絵本を楽しみ、Peppa PigやBen and Holly’s Little Kingdom、PJMASKS、The lion Guardを面白がって見ることが、子どもが英語を好きになるために重要なことだと考えています。
嫌がったらすぐにやめる
子どもが英語の取り組みを嫌がったら、すぐにやめるようにしています。
嫌がっているのに、無理強いしてしまうと、無理強いされた記憶が残り、英語に対してマイナスの感情を持ちやすくなります。
英語を嫌がったら、英語のアプローチ方法を変えます。
例えば、娘の好きなキャラクターの絵本やCDをわざと子どもの目につくところにさりげなく置いておく。
子どもに見せるためではなく、自分が英語絵本を読む、英語アニメを観て楽しんでいる姿を見せる。
子どもが興味を示し、寄ってくるまでじっと待つことも良い作戦のひとつだと思います。
今後の目標
ます一番大切なことは英語を楽しむことです。
そして、親の下心としては小学生のうちに英検準1級を取り、中学校で英検1級が取ることができればと考えています。
娘が嫌がれば英検は受けないですが、目安として小学校で準1級、中学校で1級相当の英語レベルになって欲しいと思っています。
また中学で英語圏への留学、高校で非英語圏(ドイツやフランス)への留学をしてくれたらなと思っています。
その準備として高校では、親子でドイツ語などの他の言語にも取り組むことを考えています。
大学は非英語圏(ドイツやフランス)の大学進学、もしくは留学を視野に入れられたら理想です。
ただ中高校で留学するデメリットもあり、それは日本の学校で学習する内容がおろそかになりやすい点です。
そのため、中学校である程度英語ができる状態にし、同時に数学も高1の終わりには数Ⅱ・Bの内容は完了しておきたいと考えています。
英語、数学を高1である程度できるようにしておけば、高2以降に1年間留学しても、大学入試で困ることは少なくなります。
また高校で留学すれば、そのまま海外の大学へ行く可能性も増えてきます。
どうするかは娘が決めることですが、日本語、英語ともうひとつ使える言語を身に付け、海外で生活することも可能なようにしたいと思っています。
英語以外の語学習得を考えているのは、英語ができることが、娘が大人になる頃にはそれほど強みにならない可能性があることと、英語圏以外の大学(ドイツやフランスなどの大学)進学を考えているためです。
英語圏以外の大学(ドイツやフランスなどの大学)進学を考えているのは、英語圏の大学の学費はとても高額ですが、非英語圏(ドイツやフランス)などの学費は留学生でも、無料もしくは安いことが多いのもひとつの理由です。
非英語圏(ドイツやフランス)大学でも講義は英語でされることも多いので、英語がしっかりでき、もうひとつ語学がある程度できれば、非英語圏(ドイツやフランス)への留学や進学の可能性が高くなると考えています。
もうひとつの理由は、英語以外の言語が使えることは娘の希少性を高められるとも考えてるからです。
非英語圏の留学、進学はそのひとつの方法だと思っています。
そして娘と同じように自分の語学力(英語、ドイツ語)も上げ、私も海外で生活・仕事ができるようになりたいと考えています。
娘に負けないくらいの語学力は身に付けていきたいです。
自分ひとりで語学力を高めることもできますが、幼児期から親子で語学に取り組めば、無理せず、ゆっくりと親子で楽しみながら言語学習ができると考えています。
最後に
英語は楽しみながら学習ができます。
そして、英語は親子でも楽しみながら学習することができます。
英語育児を2年間取り組んできて、正直大変なこともありました。
特に英語育児をはじめて半年ぐらいは、娘が英語を嫌がることもあり、娘も英語をあまり話さないので、やっていて効果があるのかと何度も自問自答しました。
でも少しずつ娘が英語を話しはじめ、今では英語絵本や英語アニメを観て笑っている姿を見ることができ、続けて良かったと感じています。
これから英語育児をはじめようと思われている方、今取り組みはじめた方は、自分を信じてまずは1年続けてみて欲しいと思います。
楽しんで英語に取り組むことができれば、継続して続けることができます。
そして諦めず継続して取り組めば、必ず結果が出ます。
1年後にはやっていて良かったと思えるはずです。
皆様の参考になれば幸いです。
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