【英語多観】レベル別おすすめ動画~(初心者向け)レベル2(★★☆☆☆)編~
英語を話せるようになりたい!
海外ドラマ、映画、アニメを英語で見られるようになりたい!
英語を使った仕事をしてみたい!
などなど。
憧れますよね。
でもなにからすればいいの?
もう一度英語の勉強をするのは大変。
そんな方におすすめの方法のひとつは英語の多観です。
多観とは文字通り英語の動画・映像をたくさん観ることです。
これまでこのブログでは約200種類以上の洋楽、アニメ、ニュースを和訳、映画やアニメで使われる英単語を分析してきました。
この記事では、上記の取り組みに加え、実際に様々な動画を英語で観た経験、塾講師として英語を指導している経験をもとにレベル別におすすめ動画をご紹介します。
この記事を読んで頂ければ、自分にぴったりな動画が見つかり「映画を英語で観られるようになれるんだ!」と思ってもらえるかもしれません。
レベル2(★★☆☆☆)について
レベルは5段階で評価しています。
レベル2(★★☆☆☆)は、中学、高校で学習する英語が理解できていれば動画のほとんどの内容が理解できる動画です。
中学校で学習する単語の割合が90%前後であることを目安としています。
高校で習う英単語の割合はレベル1(★☆☆☆☆)多くなってきており、目安としては英検準2級、2級レベルです。
英語多観に慣れてきた方におすすめで、レベル1(★☆☆☆☆)でご紹介した「Ben and Holly’s Little Kingdom」の初見のストーリーが9割程度理解できるようになった方におすすめのレベルです。
レベル1(★☆☆☆☆)については、こちらの記事をご覧ください。
おすすめ動画ご紹介
レベル2(★★☆☆☆)のおすすめ動画をご紹介します。
レベル2(★★☆☆☆)の中でも英語簡単な順番にご紹介していきます。
Curious George
「Curious George」は邦題「おさるのジョージ」で日本でも親しまれているアニメです。
小さな子ども向けのアニメなので表現自体が優しく、難しい単語もほとんど出てきません。
登場人物はジョージにやさしく、丁寧に話しかけています。
ジョージが話せないので、ナレーションが状況を解説してくれます。
中学校で習わない単語も約9%(約8.5%)で、理解しやすい文章が多いです。
現在「Curious George」はNHK Eテレで放送されています。
音声設定を変えると英語で見ることができます。
詳細については、こちらの記事でご紹介しています。
ジブリ映画
「魔女の宅急便」と「千と千尋の神隠し」の中学校で習わない単語はそれぞれ約9%と約12%でした。
ジブリ映画は他のアニメと比べて聞き取りやすく、内容も分かりやすいです。
その理由は3つあります。
①英語の訛りがない
②英語表現が簡単、丁寧
③文化、習慣に馴染みがある
そのため「ジブリ映画」は、英語で聞くことに慣れてきた頃に見るのに最適のアニメです。
「ジブリ映画」はDVDやブルーレイに英語音声が収録されています。
日本国内で販売されているDVDでも英語音声が収録されています。
我が家にある10年以上前に購入したジブリのDVDにも英語音声が収録されていました。
ただ、英語字幕は英語音声とは一致していませんのでご注意ください。
英語字幕で観たい方は 、北米版のブルーレイの購入をおすすめします。
北米版は、英語字幕と英語音声が一致しています。
PJMASKS
PJMASKS(しゅつどう!パジャマスク)は、ディズニーチャンネルで放送されているアニメです。
1回2話が30分程度で放送されます。
ヒーローものど真ん中の設定です。
難しい設定も少なく、ストーリーも分かりやすい内容が多いです。
ミュージカルシーンはなく、アニメの途中で突然キャラクターが歌いだすことはありません。
私の娘(年長)も好んで見ており、女の子でも十分楽しめるアニメです。
ディズニーチャンネルで放送されているアニメの中でも特に英語レベルが簡単です。
会話表現はこれまでのアニメと比べるとカジュアルなため、理解しづらいかもしれません。
ただカジュアルな会話の中では、もっとも英語レベルが簡単なアニメのひとつでもあります。
「PJMASKS」でしっかりとカジュアルな表現に慣れることができれば、ほとんどのアニメなども英語で楽しめるようになります。
まさにアニメの登竜門と言っても過言ではないアニメです。
「PJMASKS」はDisney+ (ディズニープラス)で視聴可能です。
詳細については、こちらの記事でご紹介しています。
Vampirina
Vampirina(バンピリーナとバンパイアかぞく)は、ディズニーが制作したアニメです。
一回の放送は30分程度で、毎回2話放送されます。
バンピリーナがバンパイアであることが原因で毎回ハチャメチャな展開になります。
問題発生→なんとか解決という定番のストーリーです。
ディズニーアニメらしく、ミュージカルシーンもあります。
「Vampirina」はDisney+ (ディズニープラス)で視聴可能です。
詳細については、こちらの記事でご紹介しています。
映画「ティンカー・ベル」シリーズ
「ティンカー・ベル」シリーズは、ディズニーが制作したアニメ映画です。
長編6話、短編2話が製作されており、ティンカー・ベルの誕生からストーリーが始まり、ティンカー・ベルがピーターパンに出会う前のストーリーになっています。
長編作品でも80分前後と他のディズニーアニメ映画と比べても放送時間が短いです。
(アナと雪の女王102分、塔の上のラプンツェル100分)
シリーズ全体を通して、シンプルなストーリーで比較的会話の文章が短いため、ディズニーアニメ映画の中でも英語で観やすいシリーズです。
「ティンカー・ベル」シリーズをしっかり理解できるようになれば、他のディズニーアニメ映画も分かりやすくなるので、ディズニーアニメ映画の入門としてぴったりの作品です。
全作品を時系列でご紹介します。
ティンカー・ベル(2008) 79分
ティンカー・ベルと月の石(2009) 81分
ティンカー・ベルと妖精の家(2010) 77分
ピクシー・ホロウ・ゲームズ 妖精たちの祭典(2011) 22分
ティンカー・ベルと輝く羽の秘密(2012) 75分
Pixie Hollow Bake Off(2013) 6分 日本未公開作品
ティンカー・ベルとネバーランドの海賊船(2014) 78分
ティンカー・ベルと流れ星の伝説(2015) 76分
青字の2作品は短編になっています。
「Pixie Hollow Bake Off」以外の「ティンカー・ベル」シリーズはDisney+ (ディズニープラス)で視聴可能です。
The Lion Guard
「The Lion Guard」は、ディズニーが制作したアニメです。
1回1話が30分程度で放送されます。
「ライオン・キング」の続編にあたる作品で、「ライオン・キング」の主人公シンバの息子カイオンが主人公です。
キャラクターは動物で、舞台はサバンナなので、難しい名詞もあまり登場しません。
自然や動物に関係する言葉が多いですが、映像を見れば視覚的にわかるので、英語でも観やすいです。
「PJMASKS」よりは難しいですが、他のディズニーアニメと比べると分かりやすいです。
そのため「PJMASKS」を英語で聞くことに慣れてきた頃に見るのに最適のアニメです。
「The Lion Guard」はDisney+ (ディズニープラス)で視聴可能です。
詳細については、こちらの記事でご紹介しています。
レベル2(★★☆☆☆)の動画を観る目安
レベル2(★★☆☆☆)の動画は結構分かるようになってきたと思ったときに、レベル3(★★★☆☆)の動画にチャレンジできる目安は「The Lion Guard」の初見のストーリーが9割程度理解できるようになることです。
今回ご紹介した動画の中でも「The Lion Guard」は込み合った話をするシーンがあり、それが十分理解できるようになっていればレベル3(★★★☆☆)の動画もおおよそ理解できるはずです。
「The Lion Guard」の初見のストーリーが9割程度理解できるなれば、もう中級者の中枚入りです。
「英語の動画もアニメぐらいなら結構わかるよ。」と胸を張って言ってよいのではないでしょうか。
レベル3(★★★☆☆)の動画についての記事はこちらの記事をご覧ください。
英語の勉強をしたくなったら
動画を観てもっと英語の勉強をしたい。
文法を理解したらもっと分かるようになるかも。
単語が難しい。
と思ったら英語の問題集・参考書にもチャレンジしてみましょう。
英語の問題集・参考書はいわば「英語の攻略本」です。
英語はたくさん動画をみたり、聞いたり、読んだりすることで伸びていきます。
ただそれには時間がかかります。
効率よく学びたい、身に付けたいと思ったときが「英語の攻略本」(英語の問題集・参考書)の出番です。
「英語の攻略本」(英語の問題集・参考書)を使って学習することは、一般的に明示的学習と呼ばれます。
反対に英語多観のように学習することは、暗示的学習と呼ばれます。
暗示的学習では経験的に文法や単語を理解していきますが、明示的学習は文法ルールや単語の意味、語源を体系的に理解していくことができるため、効率よく学べます。
ただその反面、学校での勉強のような学習の側面が強くなるため、興味がない場合に記憶の定着が著しく低下します。
そのため動画を観て、もっと理解できるようになりたいと思ったときが「英語の攻略本」(英語の問題集・参考書)にチャレンジする絶好のチャンスです。
もっと英語学習のモチベーションを高めたいと思ったときは、こちらの記事でご紹介している本がおすすめです。
実際に「英語の攻略本」(英語の問題集・参考書)を使って学習したいと思ったときに、高校の内容を学習する場合は下記問題集がおすすめです。
こちらは高1相当(英検準2級)のレベルです。
こちらは高2相当(英検2級)のレベルです。
英検にチャレンジしていくのも継続的に学習するきっかけになります。
準2級が高1相当、2級が高2相当、とレベルが分けられているので、段階的に学んでいくことができます。
また試験を設定することで、学習の目安にもなります。
NHKラジオもおすすめです。
NHKラジオは4月にスタートし、1年間を通して学習できるようになっています。
途中からはじめても学びやすいようになっており、毎週の放送に合わせていけば定期的に学習していくことができます。
高校の内容を復習したい場合はNHKラジオの中でもラジオ英会話、遠山顕の英会話楽習が特におすすめです。
ラジオ英会話が高1相当、遠山顕の英会話楽習が高2相当、とレベルが分けられているので、英検同様に段階的に学んでいくことができます。
英語多読も英語力をUPさせるのにおすすめの方法です。
レベル2(★★☆☆☆)におすすめは「英語の漫画」です。
鬼滅の刃やドラゴンボール、One Piece、のだめカンタービレ、スラムダンク、ハイキューなど様々な漫画が英語版で出版されています。
Amazonで電子書籍も販売されている漫画も多くあります。
最後に
英語は楽しみながら学習することができます。
ここで紹介している動画に合わせて少しずつ英語レベルを上げていけば、映画も英語で十分楽しめるようになります。
そして、英語へのモチベーションが上がってきたら「英語の攻略本」(英語の問題集・参考書)を使っていくとより、英語の習得が早くなります。
英語を習得するためにもっとも大きな原動力は、英語で何かにハマることです。
好きなことを英語で取り組めば、1年でも、もっと短い数か月でも劇的に英語力が変わります。
動画を英語で見るなど、自分が楽しめる勉強方法が見つかると、飛躍的に英語力を伸ばすことができます。
ぜひとも英語でなにかにハマってください。
1年後には驚くべき英語力が身に付いているはずです。
皆様の参考になれば幸いです。
皆様のご意見、ご感想、またはおすすめの方法、取り組んで良かったことなども教えて下さい。
お気軽にコメントして頂ければと思います。
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