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自宅学習で小学生が英検を取る方法!~NHKラジオで英検合格したある小学生の取り組み~

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2019年現在6年生のある女の子が塾に通ってくれています。

そのお子さまは5年生の時に英検3級を自宅学習のみで取得しました。

保護者の方にどのように英語を学習されているかをお伺いしました。

 

ある小学生の自宅学習での取り組み

NHKのラジオ英会話を3年生の時からやっているとのことです。

3年生の時に中1レベルのNHK英会話ラジオ「基礎英語1」を学習し、1年ごとに学年を上げ小学5年生の冬に英検3級を取得しました。

6年生の春からは「ラジオ英会話」を学習しているそうです。

また英語学習のアプリも普段から使っているそうです。

今のままいけば6年生の内に英検準2級も十分合格できそうです。

英検2級も取れる可能性があります。

 

NHKラジオ英語講座の詳細についてはこちらをご覧ください。

jukupapa.hatenablog.com


本人にもどのように学習しているかをお伺いしたところ、毎朝学校の支度をしながら聞いているそうです。

そのお子さまが学習しているラジオは15分の番組で平日5日間あります。

 

ラジオ番組は放送時間があるので定期的に聞き続けるのが大変そうですが、無料のスマートフォンアプリで、好きな時に1週間分の放送内容を聞くことができます。
www2.nhk.or.jp

 

英語はいつからでも十分間に合う

生徒と保護者の方から話を聞いて私自身とても感化されました。

私がNHKラジオで英語学習を始めたのもこの生徒の影響です。

私もその生徒のまねをして朝の支度をしているときに聞いています。

 

小学生で英検1級を取る子もいるので、小学5年生で英検3級というのは特記すべきことでもないかもしれません。

ただ、私がこの小学6年生の女の子を記事にしたいと思った点は、楽しみながら英語を学習しており、学習を始めたのも3年生と幼少期からではない点です。

英語を幼少期から取り組まれているご家庭はどんどん多くなってきています。Webで検索すれば幼少期さらには赤ちゃんの時、おなかの中にいる時から英語で取り組みをされているご家庭もたくさん見受けられます。

我が家も幼少期から取り組んでいますが、Webで自分よりも上手に取り組まれていたり、もっと幼い時より取り組まれている方を見ると焦りや、もう遅いのではという気持ちもでてきます。

 

しかし、幼少期から英語に取り組まなくても、小学生からでも英語学習を続けられれば小学校のうちに英検準2級や2級が十分に狙えます。

ニュースになるほどのことではないかもしれません。ただ小学生で英検準2級や2級を取ることができれば、中学生で英検準1級や1級が十分狙えます。高校生で英検準1級や1級取得しても素晴らしいことです。決して遅いことはありません。

小学生からでも遅くないのです。

 

また、塾に通って下さっている他の生徒でも、中学生から英語の学習を始め中学生のうちに英検準2級や2級を取得し、高校で英検準1級や1級を取得する生徒もいます。

中学校からでもまったく遅くはありません。

 

もちろん高校生からでも大人でも同じです!

英語学習には

「Older is faster, younger is better. 」

と言う言葉があります。

英語学習は早いに越したことはありませんが、年齢を重ねた方の方が早く習得ができます。

私の母も60代ですが、昨年からオンライン英会話とNHKラジオを取り組んでおり、メキメキ上達しています。

 

NHKラジオ英語講座

NHKラジオ講座は、内容が充実しておりさまざまなレベル、ニーズに合わせた番組があります。

 

テキストもありますが番組によっては、テキストがなくても学習しやすくなっているので、興味がある方はまずは聞いてみることをおすすめします。

高校受験、大学受験にも、英検などの各種検定にも役に立つ内容です。

 

本格的に学習する場合や、番組を聞いて難しいと感じた場合はテキストの購入をおすすめします。

テキストはAmazonでも購入することができます。

 

NHKラジオの各英語講座については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

www.jukupapa.com

 

英検におすすめのアプリ

英検対策におすすめのアプリは

英検公式アプリ「スタディギア」です。

www.ei-navi.jp

英検に出てくるすべてのパターンの問題演習が行え、さらに過去問演習、頻出単語学習が可能です。

2次面接の対策もできます。

現在対応している級は5級~2級までです。

 

基本無料で使え、英検受験者は専用のクーポンコードが配布されるので、コードを入力すれば更に使える機能が増えます。

support.ei-navi.jp

有料版もありますがこのクーポンで使える範囲で十分だと思います。

 

英検のテスト内容は文法問題が少ないので、リスニングと単語をたくさん覚えていれば合格することができます。

 

スタディギアについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

www.jukupapa.com

 

小学生で英検1級を取っている子の特徴

ときどきニュースなどで

小学生が英検1級などの

高度な英語検定を取得

したことが紹介されています。

 

そのお子さまたちの共通点は英検1級の問題集をバリバリ取り組んでいるというわけではありません。

 

ハリーポッターなどの洋書をすらすら読め、

日常的に英語での読書をしている場合がほとんどです。

それは海外での生活や留学の経験がなくても可能です。

 

 

小学生から英語学習を始めて英検を取る方法

①NHKラジオを聞く

②「スタディギア」を活用する

③英語の本を読む(多読)

の3つです。

 

小学生で準1級、1級を合格するためには特に③が重要です。

 

③の英語の本を読む(多読)の効果については「英語多読 すべての悩みは量が解決する!」を読むのがおすすめです。

私自身この本を読んで多読への情熱が再熱し読書量が増えました。

英語多読 すべての悩みは量が解決する!

英語多読 すべての悩みは量が解決する!

 

 

作者の方が所属しているNPO多言語多読のWebサイトにも多読についての解説が載っています。

tadoku.org

 

2020年現在5歳になる娘と英語絵本の多読をしています。

取り組みについてはこちらの記事をご覧ください。

jukupapa.hatenablog.com

jukupapa.hatenablog.com

 

英語多読には英語絵本や、電子書籍の活用がおすすめです。

詳しくは、こちらの記事で紹介しています。

 

www.jukupapa.com

www.jukupapa.com

www.jukupapa.com

 

また、

①のNHKラジオが難しいと感じる場合は、NHK Eテレで放送しているテレビ番組がおすすめです。

Webサイトでも過去の放送を見ることができます。

「エイゴビート」

www.nhk.or.jp

「基礎英語0 ~世界エイゴミッション~」

www.nhk.or.jp

「プレキソ英語」

www.nhk.or.jp

「プレキソ英語」は現在放送されていませんがWebサイトから見れます。

 

公式では「エイゴビート」は小3~4向け

「基礎英語0 ~世界エイゴミッション~」「プレキソ英語」は小5~6向け

になっていますが、3つとも私の4歳の娘でも楽しんで見ることができます。

英語を全く学習したことがない方でも十分理解できる内容です。

 

また公式アプリもあり、こちらからも見ることができます。

www.nhk.or.jp

 

NHK Eテレの英語学習におすすめ番組は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

www.jukupapa.com

 

英語のアニメなども 英語を楽しんで学習するためにおすすめです。

初心者におすすめの英語のアニメについてこちらの記事で詳しく紹介しています。

www.jukupapa.com

www.jukupapa.com

 

基本的な進め方

①NHKラジオを英検を取得ごとに学年を上げていき、

それに合わせて②「スタディギア」で英検対策をしていきます。

③英語の本を読む(多読)も並行して始めからやっていきます。

NHKラジオのテキストは購入して放送と一緒に進めていきます。

 

英語学習を全くしていないお子さんなら英語のテレビから始め、半年~1年続けた後からNHKラジオを聞くとスムーズに聞いていけると思います。

ある程度英語に慣れているお子さんなら、問題なく聞いていけると思います。

 

英検の具体的な取得方法について

NHKラジオ「基礎英語1」は英検5級相当の内容です。

「基礎英語1」と並行して「スタディギア」で5級の学習をします。

英検は年3回実施されています。

10月実施の英検はお試し受験(合格すればラッキーぐらいの気持ちで)

1月実施の英検で取得を目指す

翌年6月実施の英検は1月で取得できなかった場合に受験

 

5級が取得できれば、4級の対策として

NHKラジオ「基礎英語2」と並行して「スタディギア」で4級の学習をします。

 

4級が取得できれば、3級の対策として

NHKラジオ「基礎英語3」と並行して「スタディギア」で3級の学習をします。

 

3級が取得できれば、準2級の対策として

NHKラジオ「ラジオ英会話」+「エンジョイシンプルイングリッシュ」

と並行して「スタディギア」で準2級の学習をします。

 

準2級が取得できれば、2級の対策として

引き続き「ラジオ英会話」+「エンジョイシンプルイングリッシュ」

と並行して「スタディギア」で2級の学習をします。

 

2級が取得できれば、準1級の対策として

③英語の本を読む(多読)本のレベルを上げていきます。

NHKラジオは「遠山顕の英会話楽習」(週3回放送)+「入門ビジネス英語」(週2回放送)を聞きます。

「スタディギア」は2019年現在まだ準1級に対応していないので、過去問もしくは英検対応問題集で対応していきます。

しかし、この級からは学術用語やビジネス用語も多くなります。

そのため、小学生の場合は③英語の本を読む(多読)で語彙力を増やしながら、長文読解力を身につけていくことが理想です。

英字新聞を読む、英語ニュースを聞くことが良い対策になります。

 

準1級が取得できれば、1級の対策として

③英語の本を読む(多読)本のレベルを上げていきます。

NHKラジオは「実践ビジネス英語」(週3回放送)+「高校生から始める現代英語」(週2回放送)を聞きます。

 

「スタディギア」は2019年現在まだ1級に対応していないので、

準1級同様に過去問もしくは英検対応問題集で対応していきます。

 

英字新聞、英語ニュースも引き続き継続しましょう。

初心者におすすめの英字新聞は「Asahi weekly」です。

日本語訳なども多く、小中学生でも取り組みやすいように工夫されています。

詳しくは¥、こちらの記事で紹介しています。

 

www.jukupapa.com

 

表にまとめてみました。(ESEはエンジョイシンプルイングリッシュの略です)

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NHK公式の各講座レベルはこちらをご覧ください。

eigoryoku.nhk-book.co.jp

 

取り組む上で注意すること

多読について

③英語の本を読む(多読)が難しい、子どもが嫌がる場合は

しばらくは①NHKラジオ②スタディギアだけ行い、

英検の級が取れてきてから多読をはじめるとスムーズに読めていきます。

 

NHKラジオについて

NHKラジオの各番組は1年ごとに内容が新しくなります。

1年目「基礎英語1」を聞いて翌年も「基礎英語1」を聞くのも効果があります。

簡単なものを多量にこなす方が英語力は伸びます。

 

スタディギアについて

スタディギアを使う目的は語彙や表現を覚えることではなく、試験問題になれることです。

小学生の場合は多読(読む)、多聴(聞く)、多鑑(見る)で語彙や表現を覚えていき、スタディギアで英検に合わせて自分の英語力をチューニングし、問題を解けるようにしていきます。

 

年齢による学習法の違い

NHKラジオやスタディギアは英語を英語のまま理解するというよりは、日本語を介して理解していく方法になります。(明示的学習)

そのため、NHKラジオでは文法用語も出てきます。

文法用語についての解説もラジオの中でも出てきますが、低学年で理解が難しい場合は聞き流して下さい。

 

反対に、文法を全く説明せずに英語を学習する方法を暗示的学習と言います。

私たち日本人が日本語を習得した方法は暗示的学習になります。

第二言語習得:SLA(second Language Acquisition)では、10歳までは暗示的学習が効果的で、10歳以降では明示的学習が効果的と言われています。そのため、10歳までは多読(読む)、多聴(聞く)、多鑑(見る)を中心に学習し、10歳以降文法の詳しい理解をしていくことが効果的です。

 

 第二言語習得についてはこちらを参照下さい。

ja.wikipedia.org

第二言語習得(だいにげんごしゅうとく、英語:second-language acquisition)は、学習者が母語の次に言語を学ぶ過程を科学的に解明する学問で、心理学、言語学、教育学などの学際領域である。広義には教授法も含まれる。

出典元:引用 – Wikipedia

 また、第二言語習得についていくつか本が出版されています。私が読んだ中でおすすめの本は「英語教師のための第二言語習得論入門」です。

英語教師のための第二言語習得論入門

英語教師のための第二言語習得論入門

 

 

英検の特徴

英検は学校のテストや入試問題のように文法の細かな理解を問う問題がほとんどなく、単語や表現を知っていれば解ける問題がほとんどです。

小学生で英検を取得するためのポイントは2つです。

①語彙、表現を覚えることで点数を取る

②リスニングで高得点を取る

小学生の場合は、文法の理解にあまりこだわる必要はありません。

語彙力がすべてを解決してくれます。

 

オンライン英会話の活用

今回は自宅学習に焦点を当てているため記載しませんでしたが、オンライン英会話を活用することでより効果的に英語学習をすることができます。

オンライン英会話はいわば試合のようなものだと思います。

実践的に英語を使うことで英語は生きた英語になっていきます。

 

幼児での取り組み

幼児で英語に取り組む場合は多読(読む)、多聴(聞く)、多鑑(見る)で語彙や表現に触れていくことをおすすめします。

幼児の場合なかなか成果が見えないことが多いので、焦ったり、不安になったりすることも多いと思います。

ただ、取り組んだことは決して無駄にはなりません。必ずどこかでお子さんの役に立ちます。焦らず、不安にならず、楽しく親子で英語に取り組むことが何より重要です。

(注:これは英語育児に取り組んでいる自分自身へのメッセージです。)

 

最後に

小学生で英検を取得する方法について説明してきましたが、

英語学習でもっとも重要なことのひとつは、英語に興味を持つことです。

 

興味を持つことができれば楽しみながら続けることができます。

反対に楽しめなければ続けることは難しいです。

 

英検取得はあくまで手段だと思います。

楽しんで英語学習をした結果に英検取得があると思います。

 

私自身、娘との英語の取り組みで一番大切にしていることは娘に英語に興味を持ってもらえるようにすることです。

 

娘との英語の取り組みについてはこちらの記事で詳しく記載しています。

jukupapa.hatenablog.com

皆様の英語への取り組みの参考になれば幸いです。

皆様のご意見、ご感想、またはおすすめの方法、取り組んで良かったことなども教えて下さい。

お気軽にコメントして頂ければと思います。

 

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合わせてご覧ください。

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