海外アニメを使って楽しく英語学習ができれば最高ですね。
この記事ではSnoopyで有名な「Peanuts」の実際の動画を使って、英語のリスニング練習としてディクテーションができるように記事が構成されています。
ディクテーションとは聞いた英文を文字に起こすことです。
ディクテーションをすると単語を聞き取ろうと耳を傾けるので、リスニングの集中力が大きく伸び、前置詞や冠詞、時制といった細かい点にも敏感になります。
そして、正確なリスニング力がつきます。
ディクテーションについては、こちらの記事で詳しく説明しています。
この記事に沿って英語のリスニング練習をして頂ければ、聞き取れる、理解できる英語表現が多くなっていることを実感できるはずです。
練習の流れ
英語のリスニング練習の流れをご説明します。
①字幕なし英語動画を観る
②動画の原稿、スクリプトの内容と空欄の部分を確認
③字幕なし英語動画を観て、空欄に入る単語を聞き取る
④答えを確認する
記事はこの流れに沿って構成されていますので、記事を読んで頂ければ自然とこの流れで練習できるようになっています。
②の動画の原稿、スクリプトは動画を観ながら、読んで頂いてもかまいません。
また何度も空欄部分をリスニングするために、繰り返しそのセリフだけを聞き返していただいてもかまいません。
またディクテーションをせずに、動画を楽しみながら英語の練習をする方法(英語多観)もあります。
英語多観については、こちらの記事で詳しく説明しています。
実際に英語多観をしたい方は、こちらの記事をおすすめします。
「Peppa Pig」を題材に英語多観の練習できるように記事が構成されています。
「Personal Philosophy」
今回扱う動画の題は「Personal Philosophy」です。
繰り返し練習しやすいように短い動画として「Peanuts」を選びました。
英語単語、文章の内容は「Peppa Pig」よりも難しいですが、ディクテーションの練習には短いためおすすめです。
「Peanuts」の内容については、可愛い「Snoopy」のキャラクターとは裏腹に、哲学的であったり、風刺的であったりすることがあるので、少し取っつきにくさを感じるかもしれません。
文化的な背景知識が必要な場合もあるので、いまいちピンとこない部分は読み飛ばしていただければお思います。
では内容はもちろんですが、ひとつひとつの単語を聞き取ることに意識していただき、
動画を見て頂ければと思います。
1分48秒の動画です。
では実際に動画の原稿、スクリプトをご紹介していきます。
空欄部分も日本語訳しています。
空欄の内容を推測するヒントにしてみてください。
メモを取っていただくと学習しやすいと思います。
動画の原稿、スクリプト(script)
①Some days I'm up and the next day, I'm ( ).
僕は気分がいい日もあれば、次の日には気分が落ちこともあるんだ。
Like an emotional rollercoaster, huh?
気分のジェットコースターみたいね。
Do you ever feel like you are on the rollercoaster, Charlie Brown?
あなたは今までにそのジェットコースターに乗っている気分になったことはある?チャーリー・ブラウン
How about bumper cars?
バンパーカーはどうかな?
I've been thinking about your case a lot lately.
私は最近ずっとあなたの場合について考えているの。
That's very gratifying.
それはとっても喜ばしいことだね。
You know where your trouble is, Charlie Brown?
あなたはどこに問題があるか分かっている?チャーリー・ブラウン?
You don't have a personal philosophy.
あなたは自分の哲学を持っていないのよ
You need to develop a philosophy that will carry you through times of stress.
あなたにはあなたがストレスを感じているときに支えてくれる哲学をつくることが必要なのよ
Can you do that?
あなたにそれができる?
Can you develop a personal philosophy?
あなたは自分の哲学をつくることができる?
②Think, Charlie Brown. ( )( )!
考えて、チャーリー・ブラウン。一生懸命に考えて!
Umm...
う~ん
Life is like an ice cream cone.
人生はアイスクリームのコーンみたいだ。
You have to learn to lick it!
あなたはそれに勝つ(舐める ) ことを学ばなければならない!
③That's the most stupid philosophy( )( )( )!
そんなバカバカしい哲学を私は今まで聞いたことない!
I can't do anything for someone who has the philosophy like that!
私はそんな哲学持ってる人に何もしてあげられないわ!
You are hopeless, Charlie Brown!
あなたに望みはないわね、チャーリー・ブラウン!
It's hard to develop a real personal philosophy in less than 20 seconds...
20秒以内で本当の自分の哲学をつくることは難しすぎる
もう一度見る
原稿、スクリプトを読んで頂いて内容をつかめたところで、もう一度動画を見て頂ければ聞き取れる英単語も多くなっていると思います。
もう一度動画を観て、空欄に入る単語を聞き取ることに挑戦してみましょう。
①Some days I'm up and the next day, I'm ( ).
僕は気分がいい日もあれば、次の日には気分が落ちこともあるんだ。
②Think, Charlie Brown. ( )( )!
考えて、チャーリー・ブラウン。一生懸命に考えて!
③That's the most stupid philosophy( )( )( )!
そんなバカバカしい哲学を私は今まで聞いたことない!
では空欄の答えをご紹介します。
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空欄の答え
難易度を★で表現しています。
難易度★
①Some days I'm up and the next day, I'm (down).
僕は気分がいい日もあれば、次の日には気分が落ちこともあるんだ。
難易度★★
②Think, Charlie Brown. (Think )(hard)!
考えて、チャーリー・ブラウン。一生懸命に考えて!
難易度★★★
③That's the most stupid philosophy( I've)( ever)( heard)!
そんなバカバカしい哲学を私は今まで聞いたことない!
前置詞や意味的にあまり重要でない単語は、小さく発音されたり、つなげて発音されたりします。
しかしディクテーションで音のつながりを意識して、練習することでだんだんと聞き取れるようになっていきます。
だたディクテーションでは聞き取れるようになるために練習しましたが、実際の会話や動画などを見るときには、音のつながりなどは聞き取れなくても、気にすることではありません。
そのくらいの軽い気持ちで聞いていただいた方が結果的に、文全体の意味が理解しやすくなります。
日本人は学校での英語を勉強してきたクセで、英文を読むとき、英文を聞くときに、一言一句意味を理解し、一言一句聞き取らなければならないと思いがちです。
しかしそう思えば思う程、文章の細部にとらわれ、文章の意味が理解しずらくなる場合もあります。
分からない単語は読み飛ばす、聞き流すことが英語を理解するためには、とても重要なことだと思います。
これらのリスニングのクセや方法については、こちらの記事で詳しく説明しています。
他の動画でディクテーション
同じ「Peanuts」の動画を題材にした記事もあります。
最後に
英語は楽しみながら学習することができます。
この方法で英語の動画を繰り返し見れば、どんどん聞き取れる、理解できる英語表現が多く聞きなっていきます。
もっと練習したい、もっと力をつけたいと思われる方は、全文をディクテーションすることもおすすめします。
全文をディクテーションすることは大変ですが、継続すればとてもクリアに英語が聞こえるようになっていきます。
皆様の参考になれば幸いです。
皆様のご意見、ご感想、またはおすすめの方法、取り組んで良かったことなども教えて下さい。
お気軽にコメントして頂ければと思います。
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