子どもが小さい時から、ご家庭で英語に取り組まれる方も多くなってきました。
おうちで英語育児をしたい。
英語絵本の読み聞かせをしたいけど、おすすめの絵本は?
英語で語りかけをした方がいいの?
英語のテレビがいいって聞くけど実際どうなの?
などなど。
この記事では自宅で英語に取り組む方法と、取り組む際に気をつけたいことについてご紹介させて頂きます。
この記事を読んで頂ければ、英語で育児を始められそうと思っていただけるかもしれません。
尚、今回の記事は乳幼児を対象としていますが、子どもが英語アニメを見ることに抵抗がない場合は小学生でも有効な方法です。
子どもが英語アニメを見ることに抵抗がある場合は、下記記事で紹介しているNHKの子供向け英語番組をおすすめします。
一般的なバラエティ番組や教育テレビ番組をみるような感覚で、自然と英語に触れるようになっているので、英語の導入に最適です。
そして、英語番組で英語に慣れてきたら、NHKラジオの英語講座に挑戦してみましょう。
NHKラジオを使った取り組みについては、こちらの記事で詳しく説明しています。
英語育児の2つの方法
自宅で英語に取り組む方法は大きく2つあります。
英語教材を活用
ひとつ目は、英語教材のセットを購入することです。
乳幼児向けで有名な教材はディズニー英語システム(DWE)とベネッセのワールドワイドキッズ(WWK)です。
この2つの教材の良さは、オールインパッケージでサポートも充実しており、英語育児に必要なものがすべて揃っています。
動画、絵本、音楽、CD、おもちゃ、タッチペン、オンライン学習、イベントなど、思いつく限りの英語育児のツールがすべて揃っており、しかも教材すべてが連動しています。
また、ディズニーは言うまでもありませんが、ワールドワイドキッズのキャラクターも魅力的で、子どもが興味を持ちやすい仕掛けがいっぱいです。
とても魅力的なのですが、一番のデメリットがその価格です。
フルセットで購入した場合、ディズニー英語システム(DWE)は約100万円、ワールドワイドキッズ(WWK)は約23万円です。
分割払いも可能ですが、基本的に一括払いで、ディズニー英語システム(DWE)は途中解約ができません。
私自身この2つを購入するかどうか、かなり迷いました。
値段も大きな要因ですが、使いこなせるか、娘が気に入ってくれるかが不安で結局購入しませんでした。
市販の教材を自分で組み合わせる
もうひとつの方法は、市販の絵本や動画を自分で組み合わせて、自分の子ども専用の英語育児セットを作り上げる方法です。
この方法の良い点は、自分の子どもの反応に合わせて、少しずつ商品を買い足していけることです。
価格もやり方によっては、安く済ませることができます。
しかし、その反面自分で教材を探し、購入する必要があるため、手間がかかります。
また、場合によって費用がかかる場合もあります。
このデメリットを解消するために、今回の記事ではこのふたつ目の方法、自分の子ども専用の英語育児セットの作り方についてご紹介していきます。
英語育児の3つの取り組み
自宅で子どもと英語に取り組み始める場合
英語絵本の読み聞かせ
英語アニメの活用
英語で語り掛け
の3つの取り組みを並行して行っていくと効果的です。
英語絵本読み聞かせ
ひとつ目は、英語絵本の読み聞かせです。
英語絵本の読み聞かせの目的は、英語のインプットと、子どもが英語で読書をしてもらうための準備です。
英語育児の目標のひとつは、子どもが英語で読書ができるようになることだと思います。
英語で読書ができるようになれば、自分でどんどん英語を吸収していけるようになります。
そのために、日本語で絵本を読み聞かせるように、英語の絵本を読み聞かせ、自分で読めるように促していきます。
自分で読み聞かせが不安な場合は、電子書籍や、CD付きの絵本を活用する方法もあります。
英語絵本読み聞かせの具体的な方法については、こちらの記事で詳しく説明しています。
CD付き絵本でおすすめは、「Read-Along Storybook and CD」シリーズです。
これはディズニー映画の絵本とCDがセットになったものです。
シンデレラからアナと雪の女王2まで、さらにはスター・ウォーズまで数多くの絵本があります。
CD付き絵本を使えば、読み聞かせに自信がない場合でも、英語絵本をご家庭に導入することができます。
「Read-Along Storybook and CD」については、こちらの記事で詳しく説明しています。
英語アニメの活用
ふたつ目は、英語アニメの活用です。
英語アニメを見る目的は、英語のインプットです。
アニメなら楽しみながら、大量に英語のインプットができます。
子どもの興味を引くために、英語アニメを活用することが大切です。
英語アニメの具体的な活用方法については、こちらの記事で詳しく説明しています。
また、英語アニメは音声だけを使い、自宅や車の中などで聞き流し教材として使うこともできます。
アニメの主題歌や、挿入曲も活用すると更に効果的です。
英語聞き流しに活用する方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
英語で語りかけ
3つ目は英語で子どもに語り掛けることです。
語り掛けというと英語でペラペラ話すことをイメージされるかもしれませんが、決まった英語のフレーズを使って語り掛けたり、英語絵本、英語アニメで出てきたフレーズを使ってごっこ遊びをすればOKです。
英語で語りかけをする目的は、英語のインプットではなく、親が英語を使っている姿を子どもに見せることです。
親が英語を使うことで、英語は実際に使うもので、当たり前に使うものだと子どもに思ってもらいやすくなります。
そして、英語絵本と英語アニメのセリフやフレーズを使い、3つの取り組み内容を繋げていく役割もあります。
英語で語りかけの具体的なフレーズについては、こちらの記事で詳しく説明しています。
英語育児で気をつけたいこと
まず日本語ありき
英語育児に興味がある方、取り組んでいる方の中には、子どもをバイリンガルに育てたいと思う方も多いのではないでしょうか。
しかし、脳科学分野での調査で、ネイティブと同じように2カ国語を扱えるためには、両親のどちらかが英語ネイティブである必要があるという結果があります。
両親ともに日本人だが、英語圏で生まれ育った人たちで、流暢に英語が話せたとしても、脳の活動領域をみると両親のどちらかが英語ネイティブである人たちの脳の活動領域とは異なるそうです。
詳細な調査内容については「科学的トレーニングで英語力は伸ばせる!」をご覧ください。
つまり、脳科学的にバイリンガルになるための教育は、生まれる前から必要であるということです。
日本に生まれ、日本人の間に生まれた以上完全なバイリンガルにはなれません。
ただ、バイリンガルのように流暢に話せるようになることはできます。
そうなるために、早期学習にこだわる必要はありません。
いつからでもバイリンガルのように流暢に話せるようになることはできます。
ただし、発音については諸説あります。
日本で生まれ、日本人の間に生まれた場合、英語はしっかりとした日本語の理解力があってこそ伸ばすことができます。
英語育児をするためには、十分な日本語の理解力を同時に養っていく必要があります。
親が楽しむ
子どもは親が興味のあるもの、好きなものに影響を受けます。
100%ではないですが親が好きなものは、子どもも好きになりやすいです。
そして、言葉で言うよりも、行動で示すことは何倍も効果が高いです。
子どもはよく親を見ています。
親が言葉でいくら言っても、行動が伴っていないことは子どもには伝わりません。
そのため、親が自分の行動で示すことがもっとも効果的です。
親が本をよく読んでいる姿を見せれば、子どもは本をよく読むようになります。
親がスマホをよく見ている姿を見せれば、子どもはスマホをよく見るようになります。
親が変わらなければ子どもは変わりません。
そのため、親が英語を大好きになり、英語絵本を楽しみ、英語のアニメを面白がって見ることが、子どもが英語を好きになるために重要なことです。
嫌がったらすぐにやめる
子どもが英語の取り組みを嫌がったら、すぐにやめることをおすすめします。
嫌がっているのに、無理強いしてしまうと、無理強いされた記憶が残り、英語に対してマイナスの感情を持ちやすくなります。
英語を嫌がったら、英語のアプローチ方法を変えてください。
例えば、子どもの好きなキャラクターの絵本やDVDをわざと子どもの目につくところにさりげなく置いておく。
子どもに見せるためではなく、自分が英語絵本を読む、英語アニメをみて楽しんでいる姿を見せる。
押してダメなら、引いてみることです。
子どもが興味を示し、寄ってくるまでじっと待つことも良い作戦のひとつです。
最後に
英語は楽しみながら学習ができます。
そして、英語は親子でも楽しみながら学習することができます。
楽しんで英語に取り組むことができれば、継続して続けることができます。
諦めず継続して取り組めば、必ず結果がでます。
皆様の参考になれば幸いです。
皆さまのご意見、ご感想、またはおすすめの方法、取り組んで良かったことなども教えて下さい。
お気軽にコメントして頂ければと思います。
こちらの記事も参考になるかもしれません。
合わせてご覧ください。