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進路、志望校を決める時に大切なこと

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塾を運営していると生徒、保護者の方からよく進路、志望校についてご相談を頂きます。

 

進路、志望校ってどうやって決めたらいいのでしょうか。

自分のやりたいことが分かりません。

将来の夢が決まっていないのにどうやって志望校を決めるんですか。

などなど。

  

今回の記事では、進路、志望校を決めるときに大切なことをご紹介したいと思います。

この記事を読んでいただければ、進路、志望校を決めることができるかもしれません。

 

 

将来の夢

進路や、志望校の決め方は、将来の夢が〇〇だからこの学校に行くなど、自分がなりたいものから逆算して、進路や、今のやるべきことを決めるというのが一般的ではないでしょうか。

 

学校のキャリア教育のアプローチもこの方法が多く、最近の生徒たちはよく「将来の夢」について学校で聞かれたり、書いたりすることが多いように思います。

 

将来の夢が明確に決まっていれば、志望校、進路に迷うことも少ないとは思います。

ただ、学校のキャリア教育は、自分の好きなものから将来の夢を導き出すアプローチが一般的なように思います。

 

そのため、好きなことを将来の夢にするだけでは、夢自体に現実味が持てない生徒が多いように感じています。

 

自分のスィートスポットを見つける

現実味のある将来の夢を持つためには、自分が好きなことに加えて、自分が得意なこと、需要があることの3つが大切です。

 

これはよく社会人向けのキャリア研修では、自分のスィートスポットとして紹介されています。

 

自分のスィートスポット=好きなこと×得意なこと×需要があること

 

これは子どもの将来の夢を考えるときにも、役に立つ考え方です。

特に年齢が低い生徒だと、好きなことだけで将来の夢を考えたときに、よくニュースで見る「子どものなりたい職業ランキング」にでてくるようなものになることが多いです。

 

ここに自分の得意なものという観点を加えるだけでも、より現実味をもった夢になっていきます。

好きなものが得意とは限りませんが、得意なものは好きになる可能性が高いです。

自分の得意なものから考えることは、本当に自分がその職業に就いた時にも、その職業を継続しやすくなるためとても重要なことです。

また、自分の得意なものを考えることは、自己理解を深めることにもつながります。

 

そこに「需要があること=人から、社会から求められていること」を加えることで、客観的な視点が加わり、より具体的に将来の夢について考えることができます。

 

そして、この需要があることを考えるためには、知識を増やし、世の中のことを理解する必要があります。

そのため、客観的な視点で将来の夢を考えることは、子どもの視野を広げるきっかけにもなります。

 

このように将来の夢について考えることの目的は、具体的な将来の夢を決めることだけではなく、将来の夢を考える過程にも大きな意味があります。

 

将来の夢を考えるときに、得意なことと、需要があることを考えることは、現実味のある将来の夢を見つけられる可能性があるだけではなく、自己理解を深め、知識を増やし、世の中のことを理解することにつながり、さらには社会に興味を持つことにつながります。

興味をもつことができれば、それは学びの原動力になり、勉強への意欲につながっていきます。

 

例え考えた結果として将来の夢が具体的に定まらなかったとしても、このように考えること自体にとても意味があります。

 

では将来の夢がない、決められない場合には、どのように進路、志望校を考えればよいのでしょうか。

 

プランド・ハップスタンス

 スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授らが、成功したビジネスパーソンに調査をしたところ、そのうちの約8割の方は、明確なビジョンをもって進んでいった訳ではなく、偶然の出来事の積み重ねが自分のキャリアを作っていると回答しました。

 

この考え方は、プランド・ハップスタンスと呼ばれるキャリア理論です。

 

計画された偶発性理論(英語: Planned Happenstance Theory)とは、スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授らが提案したキャリア論に関する考え方。

個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される。その偶然を計画的に設計し、自分のキャリアを良いものにしていこうという考え方。

引用元ーWikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A8%88%E7%94%BB%E7%9A%84%E5%81%B6%E7%99%BA%E6%80%A7%E7%90%86%E8%AB%96

 

つまり、将来の夢から逆算して自分の進路を決めてきたのではなく、そのときそのときに最良の選択をすることの積み重ねが、今の自分を作っていくということです。

 

この考え方は、変化の激しい現代にこそ当てはまる考え方だと思います。

 プロスポーツ選手、科学者、医者、先生など時代とともに変化しにくい職業もありますが、大多数の社会人は変化の激しい環境、今ある仕事が10年先にあるとは限らない世界に身を置いています。

 

これは、子どもにも当てはまり、今思い描いている職業が大人になったときにあるかどうかわからない状況になってきています。

 

このような状況では、未来を予測することが難しく、そのため具体的な将来の夢を決めて行動せずとも、今現在の最良の選択の積み重ねが、自分の将来を作っていくこと考えるも有効な方法だと思います。

 

具体的な将来の夢があることはもちろん素晴らしいことですが、具体的な将来の夢がなくても、将来について考え続け、最善を尽くせば、自分が望む未来を築くことができると思います。

 

今の自分にとって最善と思える選択をすることも進路、志望校を決める大きな要因であってもいいのではないでしょうか。

 

進路、志望校を決める時に大切なこと

「将来の夢がある、ない」は進路、志望校を決めるひとつの要因で、それだけが唯一の要因ではありません。

 

進路、志望校を決める時にもっとも大切なことは、決める覚悟をもつことです。

 

「自分探し」「自分のやりたいことが見つからない」と嘆くこともあるかもしれません。

しかし、本当の自分、本当にやりたいことは探すものではなく、見つけるものでもなく、決めるものだと思います。

 

その決める根拠が100%になることはありません。

いくら根拠を求めても、不確さは残ります。

最後に必要なのは、決める覚悟です。

 

決めることができれば、行動することができます。

反対に決められなければ、行動することはできません。

 

行動して初めて、決めたことが良かったのか悪かったのかが分かります。

もし決めたことをやってみて想像していたものと違うのであれば、途中で変えればいいだけです。

 

また、行動することで新たな目標が生まれてくることもあります。

自分の夢、本来の自分、自分のやりたいことはどんどん変化し、バージョンアップしていくものだと思います。

 

決めて行動することが、答えを見つける方法だと思います。

 

進路、志望校もまずは決めて、行動してみる。

そして、行動してまた考え直し、必要であれば進路、志望校はどんどん変えていけばいいと思います。

 

もし万が一、進学した学校が自分に合っていないと思ったとしても、失敗したと思ったとしても、その先の行動次第で状況を変えることはできます。

 

失敗なのか、成功なのかは今決める事はでありません。

その後の行動が失敗か成功を決めます。

 

失敗も成功するまで諦めなければ失敗であはりません。

成功すれば、失敗は成功するために必要だった経験に変わります。

 

最後に

情報や選択肢がたくさんある現状では、進路、志望校を決めることはとても迷うことだと思います。

探せば探す程、調べれば調べる程、迷うと思います。

 

最後に進路、志望校を決めるのは、たくさんの情報ではなく、根拠があるからではなく、自分が決める覚悟が持てるかだと思います。

 

迷っている自分を見つけたら、決める覚悟を持ち、まずは行動してみることだと思います。

そして、行動していきながら、どんどん自分をバージョンアップしてみることだと思います。

 

皆様の参考になれば幸いです。

皆様のご意見、ご感想、またはおすすめの方法、取り組んで良かったことなども教えて下さい。

お気軽にコメントして頂ければと思います。

 

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