新しいことを始めたい!
習慣化したいことがある!
でも結局三日坊主になってしまう。
新しいことを始めても、それを継続して、習慣化することは難しいですよね。
今回の記事では、新しい取り組みを習慣化するコツをご紹介します。
この記事を読んでいただければ、習慣化することができるようになるかもしれません。
習慣化することが難しい理由
習慣化することを難しくしている原因のひとつは、1日の時間が24時間と限られていることです。
新しい何かを始めるときに、今の生活の中にやみくもに取り入れてしまうと、結局もとの生活に戻ってしまいます。
今の生活スタイルは、すでにずっとやり続けることができるものの集まりの上に成り立っています。
今やっていることは新しいことよりも、簡単に続けられ、しかも慣れていることなので、一時的にしなくても意識しないと自然とまたしてしまうことになります。
何か新しいことを習慣化するためには、まずはじめに今自然と続けていることをやめるか、もしくは短い時間で取り組む必要があります。
習慣化したいことを見極める
新しい取り組みを習慣化するために、まず習慣化したいことを4つに分類することをおすすめします。
下記の図をご覧ください。
新しく取り組むことを「やりたいかどうか」と「時間がかかるかどうか」の2つの観点で考え4つに分類します。
①に入ることは「やりたいこと」「時間がかからないこと」です。
例えば「大好きな音楽を聴く」「大好きなアイスを食べる」などが当てはまる方もいらっしゃると思います。
②に入ることは「やりたいこと」「時間がかかること」です。
例えば「大好きなテレビ番組をみる」「大好きな漫画、本を読む」などが当てはまる方もいらっしゃると思います。
③に入ることは「やりたくない」「時間がかからないこと」です。
例えば「ごみを捨てる」「歯を磨く」「着替えをする」などが当てはまる方もいらっしゃると思います。
④に入ることは「やりたくない」「時間がかかること」です。
例えば「勉強をする」「ダイエットをする」などが当てはまる方もいらっしゃると思います。
それぞれの場合によって習慣化するためのアプローチを変えることで、より習慣化しやすくなります。
また「やりたいこと」という意味は2つあり、ひとつ目は感情的にやりたいこと、ふたつ目は論理的に考えてやりたいこと、やった方がいいと思えることがあります。
習慣化する方法
習慣化するためには、どのような取り組みであっても①にしていくことを考えます。
①の取り組みであれば、無理せず自然と続けられる可能性が高くなります。
②の取り組みの場合
②のことを習慣化するためには2つの方法があります。
1.時間を作る
睡眠時間を削って本を読み続けた、ご飯を食べるのも惜しいくらいゲームに夢中など、好きなことなので、自然と他のことを削って取り組むことができます。
もっと取り組みたいのであれば、意識的に今日常の中でやっている習慣の中で、やらない習慣を決めることで、更に時間を捻出することができます。
2.取り組む時間を短くして、①にする
例えば本を読むなどは、まとまった時間がなくても、隙間時間に読むこともできます。
意識的に取り組む時間を短くして、①にしていけば簡単に習慣化することができます。
③の取り組みの場合
③のことを習慣化するためには2つの方法があります。
1.行動するルールを決める
小さな子どもだと「歯磨きをする」ことを嫌がることも多いと思います。
しかし大人の方で全く歯磨きをしない方はいないのではないでしょうか。
ごはんを食べた後に歯磨きをする。朝起きたときに歯磨きをする。など行動するルールを決めることで、行動をルーティン化し、その行動をするための障害を減らすことができます。
結果として、その行動を継続しやすくなります。
2.やる意義や目的を理解し①に近づける
感情的にやりたいと思えるようにすることは、難しいですが論理的に考えて、やった方がいいと思えることはできます。
そのため、やる意義や目的を持つことで、やった方がいいと思えることができれば、①に近づけることができます。
意義や目的を持つためにも、自分の興味の幅を広げることも有効です。
興味の限界は思考の限界です。
思考の限界は行動の限界です。
行動の限界は成果の限界です。
興味の幅を広げることで、行動を変えることが可能です。
詳しくはこちらの記事でも紹介しています。
④の取り組みの場合
④のことを習慣化するためには2つの方法があります。
1.時間を作る
これは②の取り組みと同じです。
2.やる意義や目的を理解し①や②に近づける
これは③の取り組みと同じです。
3.短い時間から取り組み③に近づける
勉強であればまずは5分から始める。
ダイエットであれば5分のウォーキングから始める。
などまずは時間を短くして取り組むことから始めます。
そんな短い時間では成果が出せないと思われるかもしれません。
ただ、習慣化しなければいずれにしても成果を出すことはできません。
まずは遠回りのように思えても、自分が持続可能な時間から取り組むことをおすすめします。
0を1にすることはとても難しいですが、1を2に、2を3にすることは簡単です。
継続して取り組むことができるようになれば、どんどん時間を増やしていきましょう。
勉強を習慣化するための方法については、下記の記事で詳しく解説しています。
失敗しやすい取り組み方
もっとも習慣化することが難しいのは④です。
しかし新しいことを取り組むとき④をそのままやることが多いのではないでしょうか。
まずは④を③や②にしてから、徐々に時間を伸ばし継続していくことが得策です。
最後に
習慣化、継続できないことは、やる気の問題でも、気持ちの問題でもありません。
毎日歯磨きをできている方ならどなたでも、どんなことでも習慣化することは可能です。
まずは取り組むことを、自分が継続できるように工夫をして少しずつ取り組むことから始めていくことをおすすめします。
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