塾を運営していると生徒、保護者の方から乳幼児期の学習についてご相談を頂きます。
おすすめのおもちゃはありますか。
幼いころから取り組んだ方がいいことはありますか。
などなど。
今回の記事では、1歳から取り組める「くもんのジグソーパズル」をご紹介します。
この記事を読んでいただければ「くもんのジグソーパズル」をやってみたいと思って頂けるかもしれません。
「くもんのジグソーパズル」シリーズとは
「くもんのジグソーパズル」シリーズはくもん出版から発売されているパズルです。
2ピースのパズルからあり、1歳からでも段階的に取り組めるように設計されています。
パズルの良さは?
乳幼児にとってパズルをぴったりと組み合わせることは、とても難しいことです。
たった2ピースのパズルを合わせるのにも、集中力と何度もぴったりと合わせるまで取り組む根気が必要です。
手の器用さも養われ、完成図を覚えながらそのイメージと同じように組み合わせることは、空間認知能力や、想像力、思考力も養います。
くもん出版のWebサイトでは以下のように紹介されています。
『くもんのジグソーパズル』の効果
【1】学習につながる集中力と作業力が身につきます
やさしいものから少しずつ難しくなるように構成された、くもん独自の「スモールステップ」方式だから、学習につながる集中力と、ものごとをやりとげる力(作業力)を、無理なく伸ばしていくことができます。
【2】達成感と自己肯定感が得られます
「できた!」という達成感を味わうことで、さらに難しいものへチャレンジする意欲が高まります。また、「自分でもできる」という自信がつくことで、いろいろな場面で自分から取り込む姿勢が身につきます。
【3】手先の巧緻性(こうちせい)が高まります
幼児の発達にとって、考えながら手を使うことはとても大切です。ステップが上がるにつれ、少しずつ薄く、小さくなっていくピースでくり返し遊ぶうちに、自然に手先の器用さ(巧緻性)が高まります。
「くもんのジグソーパズル」の特徴
「くもんのジグソーパズル」の一番の特徴は、スモールステップで少しずつ難易度を上げていくことができる点です。
STEP0からSTEP7まであり、ひとつのSTEPには複数のパズルセットが入っています。
ピースも2つから234つまであります。
くもん出版のWebサイトでは以下のように紹介されています。
『くもんのジグソーパズル』の特長
【1】1ピースから140ピースまで、18段階のきめ細やかな構成
【2】くり返し遊べる、厚くてじょうぶなピース
【3】ピタっとはまり、ずれにくいピース形状で、達成感が得られやすい(STEP1~)
【4】開け閉めしやすい小箱で、お片づけも簡単(STEP1~)
【5】ピース裏面の印刷された数字で、数感覚も身につく(STEP1~)
【6】習熟のめやすとなる「完成時間」を設定(STEP2~)
【7】遊びが広がる構成
絵柄は2種類
絵柄はどうぶつシリーズとのりものシリーズの2種類があります。
どれからやればいいの?
STEP0もしくはSTEP1から始められることをおすすめします。
STEP0
STEP0は型に絵をはめるようになっており、パズルを始める前の練習ができます。
はめ絵はパズルよりも、はめやすいので1歳未満の子どもでも取り組みやすいです。
公式では1歳からとなっていますが、我が家では生後半年ごろからはめ絵に取り組んでいました。
はじめは型にはめられなくてもいいので、おもちゃとして遊ぶように使うことをおすすめします。
STEP1
STEP1は2ピースから6ピースまでの計8つの絵柄が入っています。
対象年齢は1.5歳からとなっていますが、我が家では生後9か月前後には取り組むことができました。
STEP0ではめ絵がある程度できるようになれば、取り組み始めてもいいと思います。
また1歳以上であれば、STEP0はせずSTEP1から取り組まれてもOKです。
はじめの導入さえうまくできれば「くもんのジグソーパズル」は、STEPごとの設定がしっかり作りこまれているので、その後はSTEP2、3とどんどんSTEPを上げていけば、段階的に難易度を上げることができます。
取り組み方
はじめは組み合わせられなくてもOKです。
おもちゃのように遊んでいるうちに、だんだんと組み合わせられるようになっていきます。
また取り組み方でもっとも重要なのは新しくパズルを渡すタイミングです。
ひとつのセットに複数のパズルが入っていますが、ひとつずつ渡していくのがおすすめです。
そしてひとつのパズルが迷うことなく、すぐさま組み合わせられるようになるまでは、次のパズルを出さないようにします。
乳幼児にとっては、1ピース増えるだけでも大人が思っているよりも大きな変化です。
はやくパズルを渡しすぎると、子どもがパズルを難しく感じ、取り組むのを嫌がることにも繋がります。
パズルを渡すのが早かったなと思ったら、もう一度仕舞って、今までのパズルを練習するようにしましょう。
最後に
「くもんのジグソーパズル」シリーズは乳幼児からでも取り組めます。
おもちゃのひとつとして、パズルを購入することをおすすめします。
こういった取り組みはどうしても親がどんどん進めたくなりますが、その気持ちはぐっとこらえて、少しずつパズルを小出しにすることが大切です。
小出しにすることで、ひとつひとつのパズルに新鮮な気持ちで取り組むことができます。
そしてあれこれパズルのやり方を教えすぎないようにすることも重要です。
子どもが興味を示さなければ、目に見えるところに置いておくのもひとつの方法です。
ふとした時に興味をもって取り組む可能性もあります。
子どもは年齢が低いほど親の影響力が強く、親が興味を持つものに、興味を持ちやすくなります。
そのため親がときどき子どもと遊んでいるときに、パズルをやって見せることも効果的です。
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