海外映画を使って楽しく英語学習ができれば最高ですね。
ディズニー映画は英語学習に最適です。
世界中の人に分かりやすいように作られています。
大人にも子どもにも、非ネイティブにとっても分かりやすい英語が使われています。
この記事では、ディズニー映画で実際に使われたセリフの中で、日常会話でもよく使われるものをご紹介します。
映画で聞いたセリフは、映像として印象に残り、どんな状況でどんなトーンで使えばいいのかわかりやすいです。
そのため、日常会話を学ぶのに適しています。
今回は「モアナと伝説の海」を題材にセリフを紹介したいと思います。
覚えておきたいセリフ13選
セリフは劇中で使われた順番にご紹介します。
冒頭タラおばあちゃんの語り
Mother Island emerged.
≒ 母なる大地が現れた。
emerge=現れる、出現する、浮かび上がる
太陽が地平線から現れるイメージです。
日本語もでもエマージェンシーとして親しまれています。
emergency=緊急事態
こういった使用も使い方もあります。
Emerging countries=新興国
マウイに対して使用された言葉
demigod=半神半人
使用回数10回
「demi」は半分という意味で、「semi」とも同じ意味です。
「semi」はセミダブル、セミロングで日本語でも親しまれています。
「demi」はデミグラスソースのデミと同じ意味で、「デミグラス」=「半分に詰める」です。
「god」に「demi」がついて、「半分が神様で、半分が人間」という意味になります。
または少し意訳をして「神様になった人間」という意味でも使われます。
母シナがモアナに父について語ったセリフ
Because he was you.
=お父さんはあなたと同じだったからよ。
「he was you」だけの簡単な表現ですが、使われた時の状況を汲み取って単語以上の意味を持つことができます。
楽曲「How Far I'll Go」より
There's a line with sky meet the sea.
=空と海が出会う線≒地平線
地平線は英語でhorizonです。
there is~の文を使って間接的に地平線を表現することで、文章から受ける印象も変わります。
モアナがタラおばあちゃんに言ったセリフ
Why you're acting weird?
=どうして変な風にふるまうの
weird=変、奇妙
海外ドラマ、映画、アニメではもちろんカジュアルな日常会話でもよく使われます。
That's weird.
=変だな
モアナのタラおばあちゃんがモアナに言ったセリフ
Who are you meant to be?
≒本当の自分は何者なのか
be meant to ~=~であることになっている、べきである
劇中ではWho are you?を強調するために使用されました。
「アナと雪の女王」の楽曲「Love Is an Open Door 」でも使用されました。
You and I were just meant to be.
=あなたと私はまさに運命だった。
かつて海を渡っていたモアナの祖先に対しての言葉
voyager=航海者
使用回数7回
「voyage」=「航海」に人を表す「er」が後ろにくっついて「voyager」=「航海者」になります。
日本語でもNASAの無人探査機の名前「ボイジャー」でも親しまれています。
モアナの住む島の外に出るときに使用
beyond 使用回数10回
beyond the reef
=サンゴ礁を越えて
「beyond」は「over」よりも、もっと遠くまで越えていくイメージの単語です。
「ビヨ~~~ン(ド)」とばねのついた靴で飛び越えるイメージです。
例での使われ方は、ただサンゴ礁を越えるだけなら「over」でもいいのですが、サンゴ礁を越えて、どんどん海を渡っていくイメージのため「beyond」が使われています。
テフィティの心を返す
restore the heart of Te Fiti
=テフィティの心を返す
restore=戻す、返す
使用回数14回
「store」は日本語でもストア=お店として定着していると思います。
お店という意味以外にも「備える、蓄える、保管する」という意味があります。
お店→「たくさんの商品が並んでいる」→「商品が備えられている、蓄えられている」と考えると「備える、蓄える、保管する」という意味を持つこともイメージしやすいと思いまます。
そこに「再び、もう一度」という意味の「re」がついて「もう一度保管する」=「戻す、返す」という意味になります。
モアナがマウイに行ったセリフから
board=乗り込む
使用回数8回
You will board my boat.
=あなたは私の船に乗り込んで。
「board」はスノーボードのボードと同じ意味で「板」という意味もあります。
「板の上にのる」→「(船や飛行機などに)乗り込む」という意味になります。
劇中では前置詞の「aboard」も使われています。
「aboard」≒「on board」です。
「aboard my boat」で船に乗っている状態を表します。
マウイがモアナに出会ったときのセリフ
マウイ:I got stuck here.
=ここにずっといる
stuck=固い、行き詰まった
I'm stuck.
=動けない、お手上げ、一杯一杯
stuckのイメージは、ぎゅうぎゅうに詰め込まれた状態です。
海外映画、ドラマ、アニメでよく使われる表現で、基本のイメージは変わりませんが使われる状況によってニュアンスが変わります。
マウイがモアナに対して言ったセリフ
You're the chosen one.
=あなたは選ばれしもの
不規則変化で現在形と過去形を間違いやすい単語です。
「the chosen one」は一般的な言葉として定着しているほどよく他の映画などでも使用されます。
海外映画やドラマはもちろん、スポーツなどで選手の偉大さを形容するときに使われ
NBA選手レブロン・ジェームズの愛称でもあります。
スター・ウォーズでも使用されました。
下記Webサイトで、名言投票の43位に登場しています。
モアナの父トゥイがモアナを褒め称えたセリフ
It suits you.
=お前にはそれが合っている
≒お前らしい、さすがお前だ
「suit」は日本語でもスーツ(背広)として親しまれています。
動詞として使うと「似合う」意味で使用されます。
スーツは上下セットの服装を表現しており、上と下が揃っている、合っていることから動詞の「似合う」という意味合いに繋がっています。
Twitterでも毎日配信中
毎日正午12:00に「#ディズニーで英語学習」として、ディズニー映画で使われたセリフについて、ツイートをしています。
#ディズニーで英語学習
— 塾パパ@英語育児&英語学び直し中 (@juku_papa) February 29, 2020
毎日正午12:00にツイート
「モアナと伝説の海」より
母シナがモアナに父について語ったセリフ
Because he was you.
=お父さんはあなたと同じだったからよ。
「he was you」だけの簡単な表現ですが
使われた時の状況を汲み取って
単語以上の意味を持つことができます。
もっとディズニー映画で使われたセリフを知りたいという方は、ぜひご覧ください。
「モアナと伝説の海」で使われた英単語の分析
「モアナと伝説の海」で使用された英単語の種類は 1105語でした。
使用単語数1105個中、中学校で習う単語は879個で全体の約80%です。
英単語を分析すれば、英語で映画を観ることが簡単に思えてきます。
やり方を工夫すれば、映画を英語で楽しむことはそんなに難しいことではありません。
使用された英単語の分析内容については、こちらの記事で詳しく解説しています。
また、映画で使われる英単語を分析してわかったことについて、こちらの記事で詳しく解説しています。
最後に
英語は楽しみながら学習することができます。
セリフが使われたシーンを思い出し、登場人物になりきってセリフを言ってみてください。
英語表現を覚えるときに、真似をすることはとても大切です。
真似をすることで、感情のこもった英会話表現が使えるようになっていきます。
皆様の参考になれば幸いです。
皆様のご意見、ご感想、またはおすすめの方法、取り組んで良かったことなども教えて下さい。
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