海外映画を使って楽しく英語学習ができれば最高ですね。
これまで8つの映画で使われる英単語を分析してきました。www.jukupapa.com
ディズニー映画は英語学習に最適です。
世界中の人に分かりやすいように作られています。
大人にも子どもにも、非ネイティブにとっても分かりやすい英語が使われています。
今回はコラボ企画第一弾として、英語講師ブロガーのBossさんの人気シリーズ
「出会い」と「再会」を求める「Boss流の英単語の旅」
と私、塾パパの映画で使われる英単語を分析してみましたシリーズで、ひとつの映画を題材にそれぞれの記事を展開していきたいと思います。
今回題材にした映画はディズニー映画「マレフィセント」(Maleficent)です。
2019年には「マレフィセント2」(Maleficent: Mistress of Evil)が公開され、DVDの2020年2月5日に発売されます。
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それに先立ち、私の記事では「マレフィセント」で使用された英単語の分析をしていきたいと思います。
Bossさんの記事では、「マレフィセント」で使用された英単語の中で、英検に出題される英単語にどれだけ再会できるかをご紹介して頂きます。
それではどのような単語が使われているか見ていきたいと思います。
また、記事の後半では「マレフィセント」を英語で見るために知っておきたい英単語も合わせてご紹介します。
ネタバレしないように紹介します。
この記事を読んでから「マレフィセント」を見れば、英語で聞くことが簡単になるかもしれません。
尚、英単語の分析には、有志の方々が作成した原稿を使っています。
実際とは若干異なる可能性があります。
ご了承ください。
- 総単語数、使用単語数など
- 約250語が全体の約80%
- 1回使用の単語が全体の約53%
- 頻出単語BEST20
- 頻出名詞BEST20
- 頻出動詞BEST20
- 頻出形容詞BEST20
- 2回以上使用される難しい単語
- 1回のみ使用される難しい単語
- 単語の難易度
- 海外ドラマとの比較
- リスニング力を鍛えるには
- 海外映画を使った英語学習方法
- 映画を英語で見ることが難しい他の理由
- この映画を英語で見る前に覚えておきたい英単語
- 最後に
総単語数、使用単語数など
総単語数 = 3527語
約60ページの児童向け洋書と同じぐらいです。
参考までに「星の王子さま」で約17600語です。
ディズニー映画「アベンジャーズ」は9110語です。
ディズニー実写映画「美女と野獣」は8513語です。
ディズニー映画 「アナと雪の女王」は7646語です。
ディズニーアニメ映画「美女と野獣」は7528語です。
2019年公開映画「ジョーカー」は7032語です。
2010年公開映画「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」は6156語です。
ディズニー映画「モアナと伝説の海」は5898語です。
ディズニー映画「塔の上のラプンツェル」は5861語です。
他の映画と比べると圧倒的に総単語数が少ないです。
映画の時間が97分ということもありますが、物語が映像だけで進行することも多く、ディズニー映画なのに、登場人物が歌うミュージカルシーンがないことが大きな要因だと思われます。
使用単語数 = 817語
参考までに2019年度の
中学英語の必修単語数は約1200語です。
高校英語の必修単語数は中学英単語約1200語+約1800語=約3000語です。
「アベンジャーズ」は1847語です。
実写「美女と野獣」は1598語です。
アニメ「美女と野獣」は1422語です。
「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」は1249語です。
「ジョーカー」は1247語です。
「アナと雪の女王」は1216語です。
「塔の上のラプンツェル」は1188語です。
「モアナと伝説の海」は1105語です。
総単語数に比例して使用された単語の種類も圧倒的に少ないです。
総名詞数 = 270語
総動詞数 = 186語
総形容詞数= 106語
計 946語
名詞、動詞、形容詞で全体の約69%を占めています。
他の映画は75%前後のものが多く、それと比べると少ないですが、英語のほとんどは名詞、動詞、形容詞で構成されていると言えます。
「マレフィセント」で使用されている単語数は、思ったよりも多くないのではないでしょうか。
前回「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の分析をしたときの各映画の難易度は、使用されている単語の難易度で考えると下記になりました。
実写「美女と野獣」>アニメ「美女と野獣」>「アベンジャーズ」>「ジョーカー」>「モアナと伝説の海」>「塔の上のラプンツェル」>「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」>「アナと雪の女王」
詳細は「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の分析記事 をご覧ください。
「マレフィセント」の難易度は、単語使用数で推測すると下記のようになると思われます。
実写「美女と野獣」>アニメ「美女と野獣」>「アベンジャーズ」>「ジョーカー」>「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」>「モアナと伝説の海」>「塔の上のラプンツェル」>「アナと雪の女王」>「マレフィセント」
予想通りの結果になるのでしょうか。
次の使用単語の割合を見ていきたいと思います。
約250語が全体の約80%
総単語数3527語の中で
約145語が全体の約70%
約250語が全体の約80%
約465語が全体の約90%
を占めています。
「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」では
総単語数6156語の中で
約165語が全体の約70%
約315語が全体の約80%
約635語が全体の約90%
「モアナと伝説の海」では
総単語数5898語の中で
約145語が全体の約70%
約260語が全体の約80%
約520語が全体の約90%
「塔の上のラプンツェル」では
総単語数5861語の中で
約175語が全体の約70%
約310語が全体の約80%
約600語が全体の約90%
実写「美女と野獣」では
総単語数8513語の中で
約215語が全体の約70%
約370語が全体の約80%
約745語が全体の約90%
アニメ「美女と野獣」では
総単語数7528語の中で
約165語が全体の約70%
約310語が全体の約80%
約670語が全体の約90%
「アナと雪の女王」では
総単語数7646語の中で
150語が全体の約70%
270語が全体の約80%
530語が全体の約90%
「アベンジャーズ」では
総単語数9110語の中で
約220語が全体の約70%
約430語が全体の約80%
約930語が全体の約90%
「ジョーカー」では
総単語数7032語の中で
約165語が全体の約70%
約290語が全体の約80%
約570語が全体の約90%
を占めています。
この数字を見ると全体の約90%の465語を覚えたら「マレフィセント」のほとんどがわかるんじゃないのと思われるかもしれません。
「海外ドラマはたった350の単語でできている」という本に記載されていましたが、海外ドラマのセリフの80%は350語のシンプルな単語で構成されているそうです。
海外ドラマはたった350の単語でできている [英語マスターシリーズ]
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これは「マレフィセント」でみると、海外ドラマよりも少ない約250個の単語が全体の約80%を占めています。
そのため、「マレフィセント」は海外ドラマよりも易しいかもしれません。
ただ、全体の約90%を占める約465語を知っていれば「マレフィセント」を英語で聞いても本当に理解できるのでしょうか。
中学英語の必修単語数約1200語の約40%の465語です。
しかし、そんなに簡単なように感じられないのはなぜでしょうか。
1回使用の単語が全体の約53%
使用単語数817個の中で
1回しか出てこない単語数433語が全体の約53%
2回しか出てこない単語数130語が全体の約16%
合わせて全体の約69%を占めています。
アニメ「美女と野獣」は約71%
「モアナと伝説の海」は約70%
実写「美女と野獣」は約70%
「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」は約70%
「塔の上のラプンツェル」は約69%
「アナと雪の女王」は約52%
「アベンジャーズ」は約58%
「ジョーカー」は約52%
です。
一般的に知っている単語数が90~95%以上の文章でないと、未知の単語を推測しながらでも理解しながら読むことはできないと言われています。
そのため、「マレフィセント」の465語が全体の約90%だったとしても、この1、2回しか出てこない単語をある程度知っていないとやっぱり理解できないと言うことです。
しかも、これは聞き取れる単語数が90~95%以上必要であるということです。
やはり、使用単語数817語は理解する必要があるということでしょう。
しかし、諦めるのはまだ早い。
中学必修単語1200語の約68%の817語です。
そんなに高いハードルではありません。
ではその単語の中身を頻出順に見ていきたいと思います。
頻出単語BEST20
順位 | 単語 | 回数 |
1 | you | 152 |
2 | the | 135 |
3 | to | 95 |
4 | it | 90 |
5 | and | 75 |
6 | her | 50 |
7 | of | 44 |
8 | that | 43 |
9 | no | 43 |
10 | me | 41 |
11 | be | 41 |
12 | not | 40 |
13 | in | 39 |
14 | what | 37 |
15 | is | 35 |
16 | we | 34 |
17 | she | 33 |
18 | have | 31 |
19 | was | 30 |
20 | maleficent | 29 |
これは勇気が湧いてくるのではないでしょうか。
すべて 中学1年生で習う単語のみです。
他の映画と比較すると60~70%の単語は順位の入れ替わりがありますが、同じ単語が上位20位以内に含まれています。
20位よりも順位を広げればほとんど同じ単語ばかりです。
どんな映画でも頻出単語はそれほど変わらないことがわかります。
今度は品詞別に見てみましょう。
頻出名詞BEST20
1 | maleficent | 29 |
2 | aurora | 17 |
3 | king | 16 |
4 | fairy | 14 |
5 | stefan | 13 |
6 | time | 12 |
7 | one | 12 |
8 | moor | 11 |
9 | girl | 11 |
10 | day | 10 |
11 | curse | 9 |
12 | wing | 9 |
13 | child | 8 |
14 | kiss | 7 |
15 | kingdom | 7 |
16 | gift | 7 |
17 | wall | 7 |
18 | life | 7 |
19 | diaval | 6 |
20 | sire | 6 |
固有名詞がいくつかありますが、これも 中学校で習う単語ばかりです。
頻出動詞BEST20
順位 | 単語 | 回数 |
1 | come | 25 |
2 | go | 24 |
3 | tell | 20 |
4 | know | 17 |
5 | look | 14 |
6 | say | 14 |
7 | need | 13 |
8 | see | 12 |
9 | take | 11 |
10 | get | 10 |
11 | bring | 9 |
12 | stop | 8 |
13 | live | 8 |
14 | sleep | 7 |
15 | let | 7 |
16 | want | 7 |
17 | kill | 6 |
18 | leave | 6 |
19 | wait | 6 |
20 | find | 6 |
やはり中学校で習う単語ばかりです。
頻出形容詞BEST20
順位 | 単語 | 回数 |
1 | true | 9 |
2 | good | 9 |
3 | little | 7 |
4 | beautiful | 5 |
5 | human | 5 |
6 | big | 5 |
7 | old | 5 |
8 | afraid | 4 |
9 | sorry | 4 |
10 | sweet | 3 |
11 | fair | 3 |
12 | happy | 3 |
13 | 16th | 3 |
14 | small | 3 |
15 | next | 3 |
16 | great | 3 |
17 | right | 3 |
18 | first | 3 |
これもほとんどが中学校で習う単語ばかりです。
19位以下は使用回数が2回のため省略しています。
2回以上使用される難しい単語
では難しい単語はどのくらいあるのでしょうか。
中学校では習わない単語を中心に2回以上使用されている単語を選びました。
curse | 9 |
majesty | 6 |
guards | 4 |
beasty | 4 |
revoke | 4 |
villain | 3 |
folk | 3 |
border | 3 |
worm | 3 |
flittle | 2 |
besides | 2 |
iron | 2 |
ambition | 2 |
sought | 2 |
halt | 2 |
further | 2 |
throne | 2 |
successor | 2 |
forgive | 2 |
mistress | 2 |
christening | 2 |
celebration | 2 |
grace | 2 |
prick | 2 |
spindle | 2 |
begging | 2 |
peasant | 2 |
bloated | 2 |
indestructible | 2 |
thorns | 2 |
steady | 2 |
aunties | 2 |
cursed | 2 |
enchantment | 2 |
全部で34個あります。
ほとんどが高校で習う単語ばかりです。
他の2回以上使用される単語のほとんどは中学校で習う単語ばかりでした。
王族、魔法に関する単語が多いですが、それほど難しい単語はありません。
なお、固有名詞は除いています。
1回のみ使用される難しい単語
1回しか出てこない単語数433語のうち、中学校で習わない単語は149個あり、約34%を占めています。
149個の単語の多くは高校で習う単語ばかりです。
ほとんどの単語は高校英語でもメジャーな単語が多い印象でした。
単語の難易度
使用単語数817個中、中学校で習う単語は634個で全体の約78%です。
中学校で習わない単語は183個で全体の約22%です。
実写「美女と野獣」の場合、中学校で習わない単語は563個で全体の約35%です。
アニメ「美女と野獣」の場合、中学校で習わない単語は390個で全体の約27%です。
「アベンジャーズ」の場合、中学校で習わない単語は444個で全体の約24%です。
「ジョーカー」の場合、中学校で習わない単語は257個で全体の約21%です。
「モアナと伝説の海」の場合、中学校で習わない単語は225個で全体の約20%です。
「塔の上のラプンツェル」の場合、中学校で習わない単語は230個で全体の約19%です。
「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の場合、中学校で習わない単語は223個で全体の約18%です。
「アナと雪の女王」の場合、中学校で習わない単語は191個で全体の約16%です。
単語の難易度で比較すると
実写「美女と野獣」>アニメ「美女と野獣」>「アベンジャーズ」>「マレフィセント」>「ジョーカー」>「モアナと伝説の海」>「塔の上のラプンツェル」>「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」>「アナと雪の女王」
となりました。
発音も聞き取りやすく、会話の内容も映像のみで物語が進行することが多いため、それほど難しくないように思います。
ストーリー自体もよく知られており、原作を知らない方でも王道のストーリーであるので分かりやすいと思います。
状況が映像からも分かりやすいので、会話の内容も推測しやすいです。
また、一般的に実写映画はアニメよりも想定される年齢層が高いため、使用される英単語も難しくなる傾向がありますが、「マレフィセント」は使用される単語が少ないためか、アニメと比べても英単語の難易度はそれほど高くないように思います。
また、ディズニー映画の特徴でもある王族、魔法に関する単語が多いですが、ディズニーに慣れた方であれば良く聞くフレーズばかりです。
中世を題材にしたRPGゲームでも、カタカナで馴染みのある単語も多いです。
海外ドラマとの比較
「マレフィセント」の中学校で習わない単語数を、実際に数字で見てみると、その149個が多く感じるかどうかは個人によるとは思いますが、実際に見てみると「マレフィセント」がそれほど英語で聞くのに難しい映画ではないと思われます。
しかも、その149個の多くは高校で習う単語がほとんどです。
海外ドラマの場合は、スラングが多く、簡単な単語でも本来の意味と全く違う意味で使われていることも多々あります。
特にローカルなドラマだとそれが顕著になるように思います。
例えば、アメリカのドラマだとアメリカで人気のテレビ番組などが、ネタにさることもあり、アメリカの文化についての理解など背景知識も必要になってきます。
しかし、映画は、全世界の様々な地域の、様々な年代の方をターゲットにしているため、予備知識も少なくていいように、表現も一般的な言葉が選ばれているように感じます。
そのため「マレフィセント」も、一般的な海外ドラマよりは簡単だと思います。
中学校で習う文法、単語を理解しており、単語を頑張って覚えれば「マレフィセント」を英語で見ても理解できるということが分かります。
そして、高校で習う文法、単語を理解していれば、「マレフィセント」を英語で見ても理解できるということが分かります。
後に残された問題は聞き取れるかどうかです。
尚、中学校で習う習わないの基準は、主観による判断ではありますが、長年学校英語に関わり、中学生用の英語教材を作成した経験をもとに判断しておりますので、ある程度正確かと思われます。
リスニング力を鍛えるには
リスニングの基本となる能力を鍛えるためにおすすめの方法は、ディクテーションです。
ディクテーションとは、聞いた英文を文字に起こすことです。
ディクテーションをすると、すべての単語を聞き取ろうと耳を傾けるのでリスニングの集中力が大きく伸び、前置詞や冠詞、時制といった細かい点にも敏感になります。
そして、正確なリスニング力がつきます。
正確なリスニング力がつけば、映画を英語で見てもしっかり聞き取れるはずです。
詳細の方法についてはこちらの記事をご覧ください。
具体的な映画を使った英語学習もご紹介します。
海外映画を使った英語学習方法
①映画を字幕なし、英語音声で聞く。
②映画のスクリプト、台本を読む。
③再度映画を字幕なし、英語音声で聞く。
個人差があると思いますが、この順番で見ると2回目に映画を見たときに聞き取れる単語が劇的に増えます。
詳細の方法についてはこちらの記事をご覧ください。
映画を英語で見ることが難しい他の理由
単語が聞き取ることができるが、内容が理解できない場合は、英語と日本語の語順に違いがあることが影響しています。
特に日本の英語教育に慣れ親しんだ方の場合、英語を日本語の語順に直して理解しようとするクセが付いていることがあります。
英語の論文など、一字一句誤解のないように読むにはその方法も有効ですが、リスニングや英会話では時として、その思考方法が障害になる場合があります。
リスニングの場合、聞いた内容を理解しながら、英語を日本語の語順に置き換えて理解することはとても高度な技術が必要です。
そのため、英語を英語の語順のまま理解することが、英語を理解しながら聞き取るためには必要です。
しかし、いきなり英語の語順のまま理解すると言われても難しいので、まずは英語の意味の塊ごとに理解して行くことを意識してみましょう。
日本語を習い始めたばかりの外国人が、片言の日本語を話す様子をイメージしてみてください。
外国人にとっても日本語は語順が違うため、とても難しい言語です。
そのため、外国人が話す片言の日本語は、語順が英語に近くなります。
「私は 来ました 日本に 昨日」
「あなたは 好きですか この料理 私が 作った」
日本語は語順が変わっても理解できる言葉なので、このように話されても十分理解できます。
その日本語の語順の自由さを利用して、英語を理解していきます。
そうすれば、この日本語と英語の語順の違いにも対応できるようになります。
海外ドラマ、映画、アニメを英語で見ることが難しい理由については、こちらの記事で詳しく説明しています。
この映画を英語で見る前に覚えておきたい英単語
映画で使われた英単語の中で、物語の重要なセリフに使われ、その中でも使用頻度の高い単語を紹介します。
ネタバレしないように紹介することを心掛けておりますが、気になる方は読み飛ばして頂ければと思います。
例にあげている分は、実際に劇中で使用されたフレーズです。
maleficent=マレフィセント
使用回数29回
「maleficent」は固有名詞と思われるかもしれません。
一般的な形容詞としての意味もあります。
「有害な」「犯罪的な」という意味で使用されます。
もともとの単語の意味を、名前として使用されたのではないかと思われます。
ディズニーでは「マレフィセント」は「ディセンダント」などの他の作品でも、最強の敵キャラとして扱われることがあります。
単語の意味で考えても、キャラクターのイメージに合っているのかもしれません。
なお、「ディセンダント」はマレフィセントなどのディズニーヴィランズ(悪役)の子どもが主人公の映画です。
「villain」=「ヴィラン、悪役」は「マレフィセント」でも2回使用されています。
curse=呪い、呪う
使用回数9回
例)This curse will last till the end of time.
訳)この呪いは終わりの時まで続く
魔法がでてくるディズニー映画では、ほぼ使用される英単語です。
名詞としても、動詞としても使われます。
ディズニー映画を英語で見るためには、特に覚えておきたい単語です。
majesty=威厳、荘厳、主権、至上権、陛下
使用回数6回
例)Your Majesty.
訳)陛下(王様の敬称)
こちらもディズニー映画では、頻繁に使用される英単語です。
王様や王女にのみ使われ、「アナと雪の女王」のエルサには使用されていましたが、アナには使用されませんでした。
アナはハンスから初対面のときに「My Lady」=「お嬢様」と呼ばれていました。
また、王族に対して「Your highness」=「殿下」という言葉もあります。
こちらは王や女王に対しては使用しません。
「your +高貴な言葉」であれば、ほとんどが王族や高貴な位の方に対しての敬称と思って頂いても差し支えないと思われます。
もしエルサに出会ったら「Your Majesty.」と呼びかけ、アナに出会ったら「Your highness.」と呼びかけたほうがいいかもしれません。
また、「Majesty」は日本語ではトヨタの車「クラウン マジェスタ」で馴染みのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
トヨタの高級車「クラウン」の中でも最上級グレード車が「マジェスタ」です。
高級感の漂う名前そのままのイメージにぴったりのネーミングです。
なお、マジェスタは造語です。
folk=人々
使用回数3回
意味としては「people」と同じ意味ですが、意味のニュアンスが少し異なります。
日本語ではフォークソングのフォークとして親しまれています。
「フォークソング=民謡、大衆向けの歌」のように、「folk」にも民族、民衆といった俗っぽいイメージがあります。
愛着をこめて使用される場合もあります。
「people」よりも感情のこもった言葉です。
ドイツ語の「volk」も同じ意味で使われます。
ステーキハウスの「volks」や、自動車メーカーの「volkswagen」として日本で親しまれています。
「wagen」はドイツ語で「車」という意味です。
これらの英単語は劇中で重要な意味を持つ言葉です。
一見聞き慣れない言葉もあるかもしれませんが、日本語には英語がそのままカタカナで使われている単語も多く、それらの言葉からイメージして英単語を覚えると記憶も定着しやすくなると思います。
紹介した単語はたった4語ですが、使用回数は計47回で全体の約6%に当たります。
物語の重要なセリフで使われるため、このたった4語だけでも約6%以上、内容の理解度を上げてくれるはずです。
これらの単語知った上で、映画を見ると英語聞いたとしても、もっと内容が分かりやすいはずです。
最後に
英語は楽しみながら学習することができます。
ディズニー映画は世界中の人に分かりやすいように作られています。
大人にも子どもにも、非ネイティブにとっても分かりやすい英語が使われています。
特に「マレフィセント」のようなディズニー映画は、同じ作品で、絵本・小説・アニメ・実写など様々な形式が存在します。
そのため、同じ作品で英語のレベルが簡単なものから、難しいものまであります。
好きな作品があれば、絵本から始めて、最後は小説まで段階的に英語のレベルを上げていくことができます。
「アナと雪の女王」「美女と野獣」を例にして段階的に、英語のレベルを上げていく英語学習法について、こちらの記事で詳しく説明しています。
海外映画を英語で楽しむ!
思っていたよりも簡単にできそうな気がしませんか?
やり方を工夫すれば、海外ドラマ、映画、アニメを英語で楽しむことはそんなに難しいことではありません。
更にBossさんの記事を読んで頂ければ、「マレフィセント」が英語で楽しめそうと思って頂けると思います。
Bossさん宜しくお願いします。
皆様の参考になれば幸いです。
皆様のご意見、ご感想、またはおすすめの方法、取り組んで良かったことなども教えて下さい。
お気軽にコメントして頂ければと思います。
こちらの記事も参考になるかもしれません。
合わせてご覧ください。