塾を運営していると生徒、保護者の方から幼児期の学習についてご相談を頂きます。
市販のドリルでおすすめのものはありますか。
ドリルを買ったのですがなかなかやってくれません。
などなど。
今回の記事では、幼児におすすめの市販ドリル「おともだちドリルブック」をご紹介します。
この記事を読んでいただければ、「おともだちドリルブック」をやってみたいと思って頂けるかもしれません。
「おともだちドリルブック」シリーズとは
「おともだちドリルブック」シリーズは講談社から出版されている幼児を対象としたドリルシリーズで、 大好きなキャラクターと一緒におけいこできる遊び感覚の知育ドリルです。
キャラクターのシールもたくさん入っており、楽しくドリルに取り組めます。
内容によっては、文字を書くことに慣れていない幼児でもできるものもあります。
プリキュアと一緒に学べる
「おともだちドリルブック」シリーズにはプリキュアと一緒に学べるドリルが出版されています。
ヒーリングっど プリキュア
2020年度放送のプリキュアのドリルが2種類出版されています。
スター☆トゥインクルプリキュア
2019年度放送のプリキュアもあります。
どんな学習ができるの?
学習できる内容をご紹介します。
おけいこドリル
簡単な運筆の練習から、塗り絵、はさみの練習、迷路など様々な内容の練習ができます。
ひらがなカタカナドリル
ひらがな、カタカナの練習ができるようになっています。
どれからやればいいの?
えんぴつで書くことに慣れていない子どもの場合は「おけいこドリル」の内容をおすすめします。
えんぴつで書くことに慣れている子どもの場合は「ひらがなカタカナドリル」も取り組みやすい内容になっています。
進め方
朝に1日1枚、おやつを食べた後に1枚などやるなど、時間と取り組む枚数を決めて取り組むと継続して学習しやすくなり、学習習慣も身に付きやすくなります。
注意点
「おともだちドリルブック」シリーズはなんといってもプリキュアのドリルがあるので子どもにドリルに興味を持ってもらうためにとても効果的です。
しかしこのドリルだけでしっかりひらがなが書けるようになるなど、効果はあまり期待できません。
その理由は2つあります。
①量が少ない
一冊はおよそ60ページありますが、ひらがなが書けるようになるなどの効果が出るためには枚数が少なすぎます。
ひとつのひらがなの練習は2回のみです。
量が十分にないため、習得するまでの練習ができません。
②難易度がばらばら
これらのドリルの公式の対象年齢は3歳~5歳になっており、対象年齢の幅が広いです。
おけいこドリルであれば、運筆の練習をする内容もあれば、簡単な足し算をする内容もあります。
市販のドリルの多くは枚数が少ないうえ、段階的に学習できるようにはなっていない事に注意が必要です。
あくまで、子どもがドリルをすること、文字を書くことに興味を持つために使用することをおすすめします。
学習効果を期待する場合は、量があり、段階的に学習できるように設計された教材がおすすめです。
詳しくはこちらの記事でご紹介しています。
おすすめの活用法
「おともだちドリルブック」シリーズは、段階的に学習できるように設計された教材をやる前の準備として使用することをおすすめします。
まずは「おともだちドリルブック」シリーズの「おけいこ」をやってみて、毎日学習することができるようにしましょう。
そして1冊やり終わったときに、段階的に学習できるように設計された教材を導入をおすすめします。
毎日「おともだちドリルブック」シリーズ数枚+段階的に学習できるように設計された教材数枚を組み合わせて学習してみましょう。
このように取り組むことでドリルと教材のそれぞれのメリットを活かし、子どもの興味を引きながら、学習効果も期待できます。
「学研わくわく知育ドリル」シリーズ
「学研わくわく知育ドリル」シリーズもキャラクターのドリルが豊富です。
ディズニーからプラレールまで多数出版されています。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
最後に
「おともだちドリルブック」シリーズの良さは、なんと言ってもプリキュアの力を使うことができる点です。
プリキュアの力を使って子どもにドリルに興味を持ってもらい、その流れで教材に取り組むようにしてみてはいかがでしょうか。
机に座って、えんぴつで何かを書くことが苦手な子でもプリキュアの力を借りれば、取り組んでくれる可能性は高くなります。
子どもの気分が乗らない、教材をやりだがらないときは、その教材は一度ストップして「おともだちドリルブック」や「学研わくわく知育ドリル」シリーズに切り替えることもおすすめです。
「学研わくわく知育ドリル」や「学研わくわく知育ドリル」シリーズをうまく活用すれば、子どもの状況に合わせて学習を促しやすくなります。
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