ディズニーを使って楽しく英語学習ができれば最高ですね。
前回の記事では「How Does A Moment Last Forever (Music Box)」を題材にしました。
この記事では前回の別バージョン、実写版「美女と野獣」(Beauty and the Beast)の楽曲「How Does a Moment Last Forever (Montmartre)」を使って、英語のリスニング練習としてディクテーションができるように記事が構成されています。
ディクテーションとは聞いた英文を文字に起こすことです。
ディクテーションをすると単語を聞き取ろうと耳を傾けるので、リスニングの集中力が大きく伸び、前置詞や冠詞、時制といった細かい点にも敏感になります。
そして、正確なリスニング力がつきます。
ディクテーションについては、こちらの記事で詳しく説明しています。
この記事に沿って英語のリスニング練習をして頂ければ、聞き取れる、理解できる英語表現が多くなっていることを実感できるはずです。
- 練習の流れ
- 「How Does a Moment Last Forever (Montmartre)」
- 動画の原稿、スクリプト(script)
- もう一度見る
- 空欄の答え
- Amazon Musicで聞ける
- 他の動画でディクテーション
- 最後に
練習の流れ
英語のリスニング練習の流れをご説明します。
①字幕なし英語動画を観る
②動画の原稿、スクリプトの内容と空欄の部分を確認
③字幕なし英語動画を観て、空欄に入る単語を聞き取る
④答えを確認する
記事はこの流れに沿って構成されていますので、記事を読んで頂ければ自然とこの流れで練習できるようになっています。
②の動画の原稿、スクリプトは動画を観ながら、読んで頂いてもかまいません。
また何度も空欄部分をリスニングするために、繰り返しそのセリフだけを聞き返していただいてもかまいません。
またディクテーションをせずに、動画を楽しみながら英語の練習をする方法(英語多観)もあります。
英語多観については、こちらの記事で詳しく説明しています。
実際に英語多観をしたい方は、こちらの記事をおすすめします。
「Peppa Pig」を題材に英語多観の練習できるように記事が構成されています。
「How Does a Moment Last Forever (Montmartre)」
今回扱う楽曲は「How Does a Moment Last Forever (Montmartre)」です。
繰り返し練習しやすいように短い楽曲として劇中で使用された楽曲を選びました。
曲自体はセリーヌ・ディオンが歌うエンディングソングの「How Does a Moment Last Forever 」と同じですが、この楽曲は主人公のベルが劇中で歌う曲です。
実写版「美女と野獣」では、ベルがなぜパリを離れ小さな村に住んでいるのか。
ベルのお母さんはなぜいないかについて言及したシーンがあります。
そのシーンの舞台はフランスのパリでした。
そのため題名に「Montmartre=モンマントル(パリの地名)」がついています。
とても短い楽曲ですが劇中で使用されているためセリフの発音も聞き取りやすく、感情が込められておりとても印象に残りやすいと思います。
前回の曲と歌詞はまったく異なり、曲調も変わっています。
また前回とは違った味わいを感じることができると思います。
ひとつひとつの単語を聞き取ることに意識していただき、楽曲を聞いて頂ければと思います。
1分56秒の楽曲です。
では実際に動画の原稿、スクリプトをご紹介していきます。
空欄部分も日本語訳しています。
空欄の内容を推測するヒントにしてみてください。
メモを取っていただくと学習しやすいと思います。
動画の原稿、スクリプト(script)
This is the Paris of my childhood
ここは私の幼い頃のパリ
①These were the borders of ( )( )
私の人生のたくさんの困難があった
In this crumbling, dusty attic
この壊れそうで、汚れた屋根裏部屋
Where an artist loved his wife
ある芸術家が彼の妻を愛した場所
②Easy to remember, harder to ( )( )
簡単に思い出すことができる、忘れることはできない場所
③Knowing the Paris of my childhood ( )( )
私の幼い頃のパリを知ることはもうできない
もう一度見る
原稿、スクリプトを読んで頂いて内容をつかめたところで、もう一度動画を見て頂ければ聞き取れる英単語も多くなっていると思います。
もう一度動画を観て、空欄に入る単語を聞き取ることに挑戦してみましょう。
①These were the borders of ( )( )
私の人生のたくさんの困難があった
②Easy to remember, harder to ( )( )
簡単に思い出すことができる、忘れることはできない場所
③Knowing the Paris of my childhood ( )( )
私の幼い頃のパリを知ることはもうできない
では空欄の答えをご紹介します。
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↓
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空欄の答え
難易度を★で表現しています。
難易度★
①These were the borders of (my)( life)
私の人生のたくさんの困難があった
難易度★★★
②Easy to remember, harder to (move)( on)
簡単に思い出すことができる、忘れることはできない場所
難易度★★
③Knowing the Paris of my childhood (is )(gone)
私の幼い頃のパリを知ることはもうできない
「These were the borders of my life.」は複数の意味があるように思いました。
「border」を時間的に考えれば「border=境目、節目」、人生の始まりの頃または人生の節目とも捉えることができます。
「my life=私の命」と考えれば、生死の境目とも捉えることができます。
「border」に複数形のsがついていることも、意味に含みを持たせているように感じます。
「Knowing the Paris of my childhood is gone.」の「is gone.」は本来の使い方としては「ない」「なくなってしまった」「行ってしまった」ですがここでは「できない」と訳しました。
文全体として意訳すると「過ぎ去ってしまった」「遠い昔のもの」という意味合いもあるように思います。
リスニングとしては曲調がゆっくりのため比較的聞き取りやすいですが、単語と単語がつながって発音される部分が聞き取りづらいかもしれません。
ぜひ歌詞の意味を感じながら繰り返し聞いて頂きたいと思います。
Amazon Musicで聞ける
実写「美女と野獣」のすべての楽曲は、Amazonプライム会員であればAmazon Musicを使えば無料で聞くことができます。
Prime Musicを英語学習に活用する方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
他の動画でディクテーション
同じ実写版「美女と野獣」を題材にした記事もあります。
最後に
英語は楽しみながら学習することができます。
この方法で英語の動画を繰り返し見れば、どんどん聞き取れる、理解できる英語表現が多く聞きなっていきます。
もっと練習したい、もっと力をつけたいと思われる方は、全文をディクテーションすることもおすすめします。
全文をディクテーションすることは大変ですが、継続すればとてもクリアに英語が聞こえるようになっていきます。
皆様の参考になれば幸いです。
皆様のご意見、ご感想、またはおすすめの方法、取り組んで良かったことなども教えて下さい。
お気軽にコメントして頂ければと思います。
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