海外映画を使って楽しく英語学習ができれば最高ですね。
これまで7つの映画で使われる英単語を分析してきました。
映画は英語学習に最適です。
世界中の人に分かりやすいように作られています。
大人にも子どもにも、非ネイティブにとっても分かりやすい英語が使われています。
twitterで、ヒロさん(@hiromizt )からリクエストを頂きました。
この視点は初めてです✨
— ヒロ🌟 (@hiromizt) January 15, 2020
demigodやhalf-blood(ハリポタの中での意味)は
映画や本で、更に概念というかイメージの裏付けが出来る言葉ですね。
ちなみにdemigod物ならPercy Jackson & THE OLIMPIANSも、そのうちお仲間に入れてください✨
(ディズニーじゃなくなってる)
ヒロさんリクエストありがとうございます!
今回は映画「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」(Percy Jackson & the Olympians: The Lightning Thief)で使われた英単語を調べてみました。
それではどのような単語が使われているか見ていきたいと思います。
また、記事の後半では「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」を英語で見るために知っておきたい英単語も合わせてご紹介します。
ネタバレしないように紹介します。
この記事を読んでから「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」を見れば、英語で聞くことが簡単になるかもしれません。
尚、英単語の分析には、有志の方々が作成した原稿を使っています。
実際とは若干異なる可能性があります。
ご了承ください。
- 総単語数、使用単語数など
- 約315語が全体の約80%
- 1回使用の単語が全体の約58%
- 頻出単語BEST20
- 頻出名詞BEST20
- 頻出動詞BEST20
- 頻出形容詞BEST20
- 2回以上使用される難しい単語
- 1回のみ使用される難しい単語
- 単語の難易度
- 海外ドラマとの比較
- リスニング力を鍛えるには
- 海外映画を使った英語学習方法
- 映画を英語で見ることが難しい他の理由
- この映画を英語で見る前に覚えておきたい英単語
- 最後に
総単語数、使用単語数など
総単語数 = 6156語
約60ページの児童向け洋書と同じぐらいです。
参考までに「星の王子さま」で約17600語です。
ディズニー映画「アベンジャーズ」は9110語です。
ディズニー実写映画「美女と野獣」は8513語です。
ディズニー映画 「アナと雪の女王」は7646語です。
ディズニーアニメ映画「美女と野獣」は7528語です。
2019年公開映画「ジョーカー」は7032語です。
ディズニー映画「モアナと伝説の海」は5898語です。
ディズニー映画「塔の上のラプンツェル」は5861語です。
「モアナと伝説の海」「塔の上のラプンツェル」とより少し多いぐらいです。
他の映画と比べると総単語数が、少ない部類にはいります。
使用単語数 = 1249語
参考までに2019年現在
中学英語の必修単語数は約1200語です。
高校英語の必修単語数は中学英単語約1200語+約1800語=約3000語です。
「アベンジャーズ」は1847語です。
実写「美女と野獣」は1598語です。
アニメ「美女と野獣」は1422語です。
「ジョーカー」は1247語です。
「アナと雪の女王」は1216語です。
「塔の上のラプンツェル」は1188語です。
「モアナと伝説の海」は1105語です。
総名詞数 = 526語
総動詞数 = 258語
総形容詞数= 162語
計 946語
名詞、動詞、形容詞で全体の約75%を占めています。
どの映画でも割合はあまり変わりません。
英語のほとんどは名詞、動詞、形容詞で構成されていると言えます。
「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」で使用されている単語数は、思ったよりも多くないのではないでしょうか。
前回「モアナと伝説の海」の分析をしたときの各映画の難易度は、使用されている単語の難易度で考えると下記になりました。
実写「美女と野獣」>アニメ「美女と野獣」>「アベンジャーズ」>「ジョーカー」>「モアナと伝説の海」>「塔の上のラプンツェル」>「アナと雪の女王」
詳細は「モアナと伝説の海」の分析記事をご覧ください。
「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の難易度は、単語使用数で推測すると下記のようになると思われます。
実写「美女と野獣」>アニメ「美女と野獣」>「アベンジャーズ」>「ジョーカー」>「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」>「モアナと伝説の海」>「塔の上のラプンツェル」>「アナと雪の女王」
予想通りの結果になるのでしょうか。
次の使用単語の割合を見ていきたいと思います。
約315語が全体の約80%
総単語数6156語の中で
約165語が全体の約70%
約315語が全体の約80%
約635語が全体の約90%
を占めています。
「モアナと伝説の海」では
総単語数5898語の中で
約145語が全体の約70%
約260語が全体の約80%
約520語が全体の約90%
「塔の上のラプンツェル」では
総単語数5861語の中で
約175語が全体の約70%
約310語が全体の約80%
約600語が全体の約90%
実写「美女と野獣」では
総単語数8513語の中で
約215語が全体の約70%
約370語が全体の約80%
約745語が全体の約90%
アニメ「美女と野獣」では
総単語数7528語の中で
約165語が全体の約70%
約310語が全体の約80%
約670語が全体の約90%
「アナと雪の女王」では
総単語数7646語の中で
150語が全体の約70%
270語が全体の約80%
530語が全体の約90%
「アベンジャーズ」では
総単語数9110語の中で
約220語が全体の約70%
約430語が全体の約80%
約930語が全体の約90%
「ジョーカー」では
総単語数7032語の中で
約165語が全体の約70%
約290語が全体の約80%
約570語が全体の約90%
を占めています。
この数字を見ると全体の約90%の635語を覚えたら「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」のほとんどがわかるんじゃないのと思われるかもしれません。
「海外ドラマはたった350の単語でできている」という本に記載されていましたが、海外ドラマのセリフの80%は350語のシンプルな単語で構成されているそうです。
海外ドラマはたった350の単語でできている [英語マスターシリーズ]
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これは「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」でみると、海外ドラマよりも少ない約315個の単語が全体の約80%を占めています。
そのため、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」は海外ドラマよりも易しいかもしれません。
ただ、全体の約90%を占める約635語を知っていれば「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」を英語で聞いても本当に理解できるのでしょうか。
中学英語の必修単語数約1200語の約半分の635語です。
しかし、そんなに簡単なように感じられないのはなぜでしょうか。
1回使用の単語が全体の約58%
使用単語数1249個の中で
1回しか出てこない単語数695語が全体の約55%
2回しか出てこない単語数182語が全体の約15%
合わせて全体の約70%を占めています。
「モアナと伝説の海」は約70%
「塔の上のラプンツェル」は約69%
実写「美女と野獣」は約70%
アニメ「美女と野獣」は約71%
「アナと雪の女王」は約52%
「アベンジャーズ」は約58%
「ジョーカー」は約52%
です。
一般的に知っている単語数が90~95%以上の文章でないと、未知の単語を推測しながらでも理解しながら読むことはできないと言われています。
そのため、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の635語が全体の約90%だったとしても、この1、2回しか出てこない単語をある程度知っていないとやっぱり理解できないと言うことです。
しかも、これは聞き取れる単語数が90~95%以上必要であるということです。
やはり、使用単語数1249語は理解する必要があるということでしょう。
しかし、諦めるのはまだ早い。
中学必修単語1200語とほぼ同じ1249語です。
そんなに高いハードルではありません。
ではその単語の中身を頻出順に見ていきたいと思います。
頻出単語BEST20
順位 | 単語 | 回数 |
1 | the | 262 |
2 | you | 214 |
3 | it | 160 |
4 | is | 155 |
5 | to | 143 |
6 | not | 133 |
7 | of | 112 |
8 | and | 86 |
9 | do | 81 |
10 | are | 80 |
11 | we | 74 |
12 | this | 74 |
13 | me | 70 |
14 | go | 66 |
15 | my | 68 |
16 | in | 66 |
17 | percy | 66 |
18 | what | 64 |
19 | have | 54 |
20 | that | 53 |
これは勇気が湧いてくるのではないでしょうか。
すべて 中学1年生で習う単語のみです。
「モアナと伝説の海」と比較すると20個中14個
「塔の上のラプンツェル」と比較すると20個中12個
実写「美女と野獣」と比較すると20個中12個
アニメ「美女と野獣」と比較すると20個中11個
「アナと雪の女王」と比較すると20個中13個
「アベンジャーズ」と比較すると20個中15個
「ジョーカー」と比較すると20個中14個
は順位の入れ替わりがありますが、同じ単語が含まれています。
どんな映画でも頻出単語はそれほど変わらないようです。
今度は品詞別に見てみましょう。
頻出名詞BEST20
順位 | 単語 | 回数 |
1 | percy | 66 |
2 | mother | 33 |
3 | god | 23 |
4 | guy | 19 |
5 | thing | 18 |
6 | father | 17 |
7 | thunderbolt | 16 |
8 | grover | 15 |
9 | place | 15 |
10 | man | 15 |
11 | zeus | 14 |
12 | time | 14 |
13 | pearl | 13 |
14 | son | 12 |
15 | one | 12 |
16 | poseidon | 11 |
17 | eye | 11 |
18 | world | 11 |
19 | hades | 10 |
20 | olympus | 10 |
固有名詞がいくつかありますが、これも 中学校で習う単語ばかりです。
頻出動詞BEST20
順位 | 単語 | 回数 |
1 | go | 69 |
2 | come | 49 |
3 | let | 41 |
4 | know | 36 |
5 | look | 30 |
6 | need | 28 |
7 | take | 25 |
8 | think | 25 |
9 | see | 25 |
10 | get | 25 |
11 | want | 21 |
12 | wait | 17 |
13 | give | 15 |
14 | find | 14 |
15 | kill | 13 |
16 | say | 13 |
17 | leave | 11 |
18 | talk | 11 |
19 | steal | 10 |
20 | tell | 10 |
やはり中学校で習う単語ばかりです。
頻出形容詞BEST20
順位 | 単語 | 回数 |
1 | good | 14 |
2 | okay | 10 |
3 | great | 9 |
4 | bad | 8 |
5 | right | 8 |
6 | alive | 7 |
7 | first | 6 |
8 | crazy | 5 |
9 | easy | 5 |
10 | wrong | 5 |
11 | human | 5 |
12 | dead | 4 |
13 | special | 4 |
14 | disgusting | 3 |
15 | angry | 3 |
16 | dear | 3 |
17 | powerful | 3 |
18 | amazing | 3 |
19 | safe | 3 |
20 | perfect | 3 |
これもほとんどが中学校で習う単語ばかりです。
2回以上使用される難しい単語
では難しい単語はどのくらいあるのでしょうか。
中学校では習わない単語を中心に2回以上使用されている単語を選びました。
thunderbolt | 16 |
pearl | 10 |
underworld | 9 |
lotus | 8 |
protector | 7 |
kidding | 4 |
folks | 4 |
solstice | 3 |
disgusting | 3 |
crutches | 3 |
forced | 3 |
goat | 3 |
goddess | 3 |
rays | 3 |
capture | 3 |
gotta | 3 |
demigod | 3 |
threatening | 2 |
mortals | 2 |
calm | 2 |
freak | 2 |
a** | 2 |
unconscious | 2 |
myths | 2 |
dyslexia | 2 |
wisdom | 2 |
forgive | 2 |
distributor | 2 |
threat | 2 |
innocence | 2 |
hermes | 2 |
seriously | 2 |
strategy | 2 |
available | 2 |
permission | 2 |
addition | 2 |
bead | 2 |
lair | 2 |
fabulous | 2 |
duty | 2 |
distract | 2 |
preparing | 2 |
insist | 2 |
focus | 2 |
feed | 2 |
※一部の単語のスペルを*に変えています。
全部で45個あります。
ほとんどが高校で習う単語ばかりです。
他の2回以上使用される単語のほとんどは中学校で習う単語ばかりでした。
題名の通りギリシャ神話についての用語がとても多いです。
ディズニー作品と比較すると、対象年齢が高いためか、若干綺麗ではない言葉がありますが、ジョーカーなどと比べるとほとんど気にならないレベルです。
なお、固有名詞は除いています。
1回のみ使用される難しい単語
1回しか出てこない単語数695語のうち、中学校で習わない単語は178個あり、約26%を占めています。
178個の単語の多くは高校で習う単語ばかりです。
ほとんどの単語は高校英語でもメジャーな単語が多い印象でした。
単語の難易度
使用単語数1249個中、中学校で習う単語は1026個で全体の約82%です。
中学校で習わない単語は223個で全体の約18%です。
「モアナと伝説の海」の場合、中学校で習わない単語は225個で全体の約20%です。
「塔の上のラプンツェル」の場合、中学校で習わない単語は230個で全体の約19%です。
実写「美女と野獣」の場合、中学校で習わない単語は563個で全体の約35%です。
アニメ「美女と野獣」の場合、中学校で習わない単語は390個で全体の約27%です。
「アナと雪の女王」の場合、中学校で習わない単語は191個で全体の約16%です。
「アベンジャーズ」の場合、中学校で習わない単語は444個で全体の約24%です。
「ジョーカー」の場合、中学校で習わない単語は257個で全体の約21%です。
単語の難易度で比較すると
実写「美女と野獣」>アニメ「美女と野獣」>「アベンジャーズ」>「ジョーカー」>「モアナと伝説の海」>「塔の上のラプンツェル」>「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」>「アナと雪の女王」
となりました。
発音も聞き取りやすく、会話の内容もそれほど難しくないように思います。
内容が王道のストーリーのため、理解しやすいです。
状況が映像からも分かりやすいので、会話の内容も推測しやすいです。
ギリシャ神話に関係する単語については、ギリシャ神話の内容、例えば、オリンポス12神の名前や関係性を事前に知っていると内容も分かりやすいです。
反対に、事前の知識がないと分かりづらいかもしれません。
ただし、これは日本語で見たとしても同じことが言えるので、英語だからということではないように思います。
難しい点としては、ギリシャ神話に関係する単語の発音が日本語のカタカナ表記と違います。
例えば、ポセイドンは、ポサイドンと発音され、ケンタウロスはセント―ラスと発音されます。
カタカナ表記と似ているものもあれば、全然違うように聞こえる場合もあるので、そこに戸惑う方もいらっしゃるかもしれません。
ただし、固有名詞は映像で認識できるので、初めは戸惑っても途中からは慣れてくるように思います。
海外ドラマとの比較
「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の中学校で習わない単語数を、実際に数字で見てみると、その225個が多く感じるかどうかは個人によるとは思いますが、実際に見てみると「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」がそれほど英語で聞くのに難しい映画ではないと思われます。
しかも、その225個の多くは高校で習う単語がほとんどです。
海外ドラマの場合は、スラングが多く、簡単な単語でも本来の意味と全く違う意味で使われていることも多々あります。
特にローカルなドラマだとそれが顕著になるように思います。
例えば、アメリカのドラマだとアメリカで人気のテレビ番組などが、ネタにさることもあり、アメリカの文化についての理解など背景知識も必要になってきます。
しかし、映画は、全世界の様々な地域の、様々な年代の方をターゲットにしているため、予備知識も少なくていいように、表現も一般的な言葉が選ばれているように感じます。
そのため「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」も、一般的な海外ドラマよりは簡単だと思います。
中学校で習う文法、単語を理解しており、単語を頑張って覚えれば「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」を英語で見ても理解できるということが分かります。
そして、高校で習う文法、単語を理解していれば、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」を英語で見ても理解できるということが分かります。
後に残された問題は聞き取れるかどうかです。
尚、中学校で習う習わないの基準は、主観による判断ではありますが、長年学校英語に関わり、中学生用の英語教材を作成した経験をもとに判断しておりますので、ある程度正確かと思われます。
リスニング力を鍛えるには
リスニングの基本となる能力を鍛えるためにおすすめの方法は、ディクテーションです。
ディクテーションとは、聞いた英文を文字に起こすことです。
ディクテーションをすると、すべての単語を聞き取ろうと耳を傾けるのでリスニングの集中力が大きく伸び、前置詞や冠詞、時制といった細かい点にも敏感になります。
そして、正確なリスニング力がつきます。
正確なリスニング力がつけば、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」を英語で見てもしっかり聞き取れるはずです。
詳細の方法についてはこちらの記事をご覧ください。
具体的な映画を使った英語学習もご紹介します。
海外映画を使った英語学習方法
①映画を字幕なし、英語音声で聞く。
②映画のスクリプト、台本を読む。
③再度映画を字幕なし、英語音声で聞く。
個人差があると思いますが、この順番で見ると2回目に映画を見たときに聞き取れる単語が劇的に増えます。
詳細の方法についてはこちらの記事をご覧ください。
映画を英語で見ることが難しい他の理由
単語が聞き取ることができるが、内容が理解できない場合は、英語と日本語の語順に違いがあることが影響しています。
特に日本の英語教育に慣れ親しんだ方の場合、英語を日本語の語順に直して理解しようとするクセが付いていることがあります。
英語の論文など、一字一句誤解のないように読むにはその方法も有効ですが、リスニングや英会話では時として、その思考方法が障害になる場合があります。
リスニングの場合、聞いた内容を理解しながら、英語を日本語の語順に置き換えて理解することはとても高度な技術が必要です。
そのため、英語を英語の語順のまま理解することが、英語を理解しながら聞き取るためには必要です。
しかし、いきなり英語の語順のまま理解すると言われても難しいので、まずは英語の意味の塊ごとに理解して行くことを意識してみましょう。
日本語を習い始めたばかりの外国人が、片言の日本語を話す様子をイメージしてみてください。
外国人にとっても日本語は語順が違うため、とても難しい言語です。
そのため、外国人が話す片言の日本語は、語順が英語に近くなります。
「私は 来ました 日本に 昨日」
「あなたは 好きですか この料理 私が 作った」
日本語は語順が変わっても理解できる言葉なので、このように話されても十分理解できます。
その日本語の語順の自由さを利用して、英語を理解していきます。
そうすれば、この日本語と英語の語順の違いにも対応できるようになります。
海外ドラマ、映画、アニメを英語で見ることが難しい理由については、こちらの記事で詳しく説明しています。
この映画を英語で見る前に覚えておきたい英単語
この映画のテーマとなっている単語「demigod」=「半神半人」。
「demi」は半分という意味で、「semi」とも同じ意味です。
「semi」はセミダブル、セミロングで日本語でも親しまれています。
「demi」はデミグラスソースのデミと同じ意味で、「デミグラス」=「半分に詰める」です。
「god」に「demi」がついて、「半分が神様で、半分が人間」という意味になります。
「demigod」と同じ意味で下記の単語が劇中で使用されています。
「the descendant of a human and a God」
「descendant」は「子孫」という意味で、ここでは「人間と神様の子孫」=「半神半人」と同じ意味で使用されています。
「hybrid of human and goat」
「hybrid」は日本語でもガソリンと電気で走る車「ハイブリッドカー」や、雑種犬「ハイブリッド犬」で親しまれて言います。
「goat」=「羊」で、日本語でも「スケープゴート」や、ゲームの「ゴートシュミレーター」で親しまれています。
「hybrid of human and goat」=「人間と羊の交配種」と言う意味になります。
「人間と羊の交配種」は「satyr」=「サテュロス」というギリシア神話に登場する半人半獣の自然の精霊のことです。
英語での発音は「サター」になります。
「半神半人」ではありませんが、類語として紹介させていただきました。
「Half-Blood」
「Half」=「半分」+「Blood」=「血」で「 (兄弟・姉妹の)片親が違うこと、異父兄弟」という意味です。
劇中では、「半神半人」「半神半獣」に対して使用されました。
類語として「full blood」=「純血(種)、純血種の人」という言葉もあります。
また、「半神半人」と言う意味で使用される他の単語としては「semideus」という言葉もあります。
「deus」はラテン語で「神」と言う意味の言葉で、「semi」=「半分」と合わさって「半神半人」となります。
ギリシア神話の神「ゼウス」=「Zeus」の語源になった言葉でもあります。
「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」同じ意味を表すのに複数の表現が使用されています。
表現の違いでニュアンスも異なり、言葉から受ける印象も異なります。
このように違いを改めて見比べてみるのも面白いのではないでしょうか。
これらの単語知った上で、映画を見ると英語聞いたとしても、もっと内容が分かりやすいと思います。
ニュアンスの違いを感じながら、映画を見るともっと映画が楽しめるかもしれません。
最後に
英語は楽しみながら学習することができます。
映画は世界中の人に分かりやすいように作られています。
大人にも子どもにも、非ネイティブにとっても分かりやすい英語が使われています。
特に「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」のようなティーン向けの映画は、発音も聞き取りやすく、会話表現も日本人でも理解しやすいものが多いです。
好きなジャンルであれば予備知識も豊富になるので、内容が推測でき、英語で見ても問題なく理解できるのではないでしょうか。
また「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」シリーズ第2部も製作されています。
第1部を見た後に、第2部を見れば、英語も聞き取りやすくなります。
更に、なんと言っても「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」と言えば、ハリーポッターシリーズと比較されるほど大人気の小説シリーズです。
洋書のペーパーバックはとてもハードルが高いように思いますが、映画を見てからであればそのハードルはぐっと下がります。
さらに、映画の台本、スクリプトを読んだ後なら、もっと洋書のペーパーバックが身近なものになります。
このように人気シリーズは、映画→台本、スクリプト→小説という流れで、英語のレベルを段階的に上げていきながら学習することができます。
「アナと雪の女王」「美女と野獣」を例にして段階的に、英語のレベルを上げていく英語学習法について、こちらの記事で詳しく説明しています。
海外映画を英語で楽しむ!
小説を英語で楽しむ!
思っていたよりも簡単にできそうな気がしませんか?
やり方を工夫すれば、海外ドラマ、映画、アニメ、小説を英語で楽しむことはそんなに難しいことではありません。
皆様の参考になれば幸いです。
皆様のご意見、ご感想、またはおすすめの方法、取り組んで良かったことなども教えて下さい。
お気軽にコメントして頂ければと思います。
こちらの記事も参考になるかもしれません。
合わせてご覧ください。