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高校進学前にしておきたいこと~勉強で困らないための準備~

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塾を運営していると生徒、保護者の方から、高校進学前にしておきたいことについてよくご相談を頂きます。

 

高校の授業についていけるか心配。

中学校よりも難しくなるけど大丈夫?

今から準備できることはありますか?

などなど。

 

また先日、id:MEDILABOさんからリクエストを頂きました。

高校数学最強の参考書はチャート式!これひとつで高校数学はおまかせ! - 塾の先生が英語で子育て!

とても懐かしいです。スタンダードという問題集と併用させられていました。高校数学にスムーズに入っていけるような中学数学までの戦略も、機会があれば教えて頂きたいです。

2019/12/30 10:20

MEDILABOさんリクエストありがとうございます!

 

この記事では、高校に進学する前にしておきたいことについてご紹介します。

今回ご紹介する方法は、私が運営する塾でも実際に取り組んでいる内容です。

 

この記事を読んで頂ければ、高校進学に向けての準備がしっかりできるかもしれません。

 

 

高校生になると何が変わる?

高校では中学校と比べ、学習する主教科の科目数が増えます。

多くの高校では、5教科5科目から、5教科10科目に変わります。

 

進学校では遅くとも高校3年生の1学期に高校3年間の学習内容を終え、夏休み以降は、受験に向けた内容に変わります。

そのため、数学は1年生の2学期には数Ⅰ・Aが終わる学校がほとんどです。

 

単純に見ても中学校と比べ、高校の学習量は倍です。

生徒自身の体感としては、倍どころではすまないのではないでしょうか。

この量にうまく対応することが、高校で勉強に困らないために必要なことです

 

中学校と高校の違いについては、こちらの記事で詳しく記載しています。

jukupapa.hatenablog.com

 

中高一貫校の取り組み

この量に対応するため多くの中高一貫校では、2年間で中学校の内容を終わらせ、高校の学習に3年間をかけ学習し、高校3年生は大学受験に向けた勉強をしていきます。

つまり、公立高校が3年間で行う大学受験の準備を、中高一貫校は4年間かけて大学受験の準備をしています。

 

中学校の内容を2年間で終わらせることも大変ですが、高校の内容を学習する期間が短いよりは得策だと思います。

 

また中高一貫校では、高校の教科書や問題集は、公立中学校から高校に進学した場合の生徒と同じものを使うことが多いですが、中学校の内容を学習する際に、違う教科書や問題集を使うことが多いです。

 

数学の場合、よく使われている教科書、問題集は高校数学で有名な参考書「チャート式」を出版している数研出版が作成している「体系数学」シリーズが良く使われます。

 

体系数学1 代数編―中高一貫教育をサポートする 中学1,2年生用 数と式の基本的な性質を知る

体系数学1 代数編―中高一貫教育をサポートする 中学1,2年生用 数と式の基本的な性質を知る

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 数研出版
  • 発売日: 2015/01/29
  • メディア: 単行本
 

 

「体系数学」の特徴は、中学校3年間で学習する内容が、体系数学1代数、体系数学1幾何、体系数学2代数、体系数学2幾何、の計4冊の教科書で構成されています。

内容は、中学3年間の内容に加え、高校数学に適応しやすいように、高校数学の範囲で中学校の内容と合わせて学習したほうが習得しやすい内容が、加えられています。

教科書の内容に対応した問題集も出版されています。

 

多くの中高一貫校では、中学1年生で体系数学1代数、体系数学1幾何を学習し、中学2年生で体系数学2代数、体系数学2幾何を学習します。

そのため、中学1年生から、数学は代数と幾何の2種類の授業があります。

 

英語や他の教科の場合は、同じ教科書を使っている場合もありますが、英語は公立中学校と違う教科書を使用している場合も多いです。

 

中高一貫校のように高校の学習をする物理的な時間を多くすることが、最良な方法のひとつです。

 

次は公立中学校に通う生徒の場合の対応について、ご説明していきたいと思います。

 

公立中学生はどうしたらいいの?

公立中学生の場合も中高一貫校のように、高校の学習をする物理的な時間を多くすることが最良の方法です。

そのためには高校の勉強を予習して、対応していく必要があります。

 

予習と聞くとハードルが高いように思われる方もいらっしゃると思います。

 

しかし、今の学校の教科書は、以前と比べ格段に分かりやすく作られており、参考書や問題集はもちろん、映像授業も簡単に手に入るようになってきました。

これらのツールをうまく使えば、予習は思ったほど難しいことはありません。

 

家庭学習で予習を進める方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。

jukupapa.hatenablog.com

 

次は学年ごとの高校入学までの準備の仕方についてご紹介します。

 

中学3年生の場合

中学3年生の場合は、高校受験を控えているため、高校入学まで時間の余裕がないと思います。

まずは、いち早く中学校の内容を予習で終わらせ、夏休み以降から高校受験に専念できる状況をつくることが大切です。

 

そして、高校受験対策の中で、高校に向けた準備を一緒にしていきます。

しかし、高校受験の勉強をしながら、それとは別に高校の予習をする程余裕がない場合がほとんどです。

そのため、高校受験対策の延長として、高校の内容を取り入れることがおすすめです。

 

具体的には、英語の語彙力、長文対策、リスニング対策にZ会から出版されている「速読英単語」を使用します。

名前は単語帳そのものですが、「速読英単語」は普通の英単語とはまったく異なります。

 

単語だけでなく、長文読解も、リスニングの練習もできるすぐれものです。

その最大の特徴は、英語長文を読むことで英単語を学習する点です。

 

大学受験で有名な単語帳ですが、中学生版も出版されています。

中学版 速読英単語 高校入試突破のための必須1300語

中学版 速読英単語 高校入試突破のための必須1300語

  • 作者:風早寛
  • 出版社/メーカー: Z会
  • 発売日: 2011/04/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

また、大学受験用ではありますが、「速読英単語」入門編は大学入試だけでなく、中学検定教科書を分析して作成されています。

そのため、進学校を目指す生徒の場合は、こちらを使用することをおすすめします。 

速読英単語 入門編 [改訂第2版]

速読英単語 入門編 [改訂第2版]

  • 作者:風早寛
  • 出版社/メーカー: Z会
  • 発売日: 2010/10/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

内容は中学生でも十分使用出来るようになっています。

進学校を目指す生徒であれば、「速読英単語」入門編を使用し、高校受験対策と高校の準備を同時に行うことができます。

 

また、私立高校上位校の入試問題は、高校レベルの問題も多く出題されます。

その対策としても「速読英単語」入門編を使用することは効果的です。

 

 「速読英単語」の使い方については、こちらの記事で詳しく説明しています。

jukupapa.hatenablog.com

 

他の教科については、高校受験が終わるまでは高校受験対策に注力してください。

そして、多くの都道府県では高校入試が、3月上旬に終わると思います。

 

高校入試が終わって、高校の授業が本格的に始まる約1カ月でどれだけ準備をするかが重要です。

 

少なくとも数学は数Ⅰの「数と式」の範囲を予習し、英語は「文型」と「時制」の範囲を予習しておくことが理想です。

この時期に、高校数学で必要な計算力と、英語の文型の理解がしっかりとできていれば、高校に入学して、初めからつまずく可能性はかなり低くなります。

 

具体的な学習の仕方は、先程ご紹介した記事「家庭学習で予習を進める方法~小・中・高それぞれの予習の仕方~」をご覧ください。

 

中学1、2年生の場合

中学1、2年生の場合は、中学3年生の夏までに数Ⅰ・A、高校1年生で習う英文法の内容を予習できれば理想的です。

夏以降は高校受験対策に切り替えてください。

 

高校1年生の内容を中学生の内にやっておけば、高校受験はかなり楽になります。

私立高校上位校で出題される高校レベルの問題も、高校の内容を知っていれば簡単にクリアできる問題がほとんどです。

 

そして、高校1年生で高校2年生の内容、高校2年生で理系は数Ⅲまで学習し、文系なら数Ⅲはないので、その分大学受験対策ができます。

 

まずは、数学と英語を予習できれば、他の教科も十分対策をする時間があるため、余裕を持って大学受験対策をすることができます。

 

小学生以下の場合

予習も小さい時から少しずつやれば、楽に予習ができます。

特に小学6年間は中学、高校に比べ、学習内容が少ないです。

小学校1年生から一日30分でも予習ができれば、中学入学時には大きな差が生まれます。

小学校低学年や、予習を始めた頃は10分でもOKです。

その積み重ねが、小学校の長い時間の中で大きな差になっていきます。

 

理想は、小学5年生までに算数の小学校の内容を終わらせることです。

そうすれば、小学6年生から、中学1年生の数学と英語の予習を1年かけて学習し、その後も1年ずつ先取りをしていけば、中学、高校の学習期間を短くすることなく、高校2年生の後半には、大学受験だけに集中することができます。

 

幼児の場合

もっと早期にやることも可能です。

幼児から少しずつ学習し、小学1年生の内容を小学校入学前にすることは十分可能です。

 

小学1年生の内容は、ひらがな、カタカナ、足し算、引き算が主な内容です。

実際すでに小学校入学前に、これらの取り組みをしているご家庭も多いのではないでしょうか。

 

しかし、小学生になった途端、予習をやめ、学校のペースに合わせるご家庭が多いように感じています。

小学生になっても学校のペースに合わせず、どんどん予習を進めていってください。

そして、少なくとも小学5年生までに算数の小学校の内容を終わることができれば、その後の学習は余裕を持って取り組むことができます。

 

早く始めれば始めるほど、少しの予習時間で準備ができます。

 

勉強の期間を短くするのは、高校の内容でもなく、中学校の内容でもなく、小学校の内容です。

実際、中学受験をするお子様は、小学校の内容を早期に終わらせ、中学受験に向けた勉強に取り組んでいます。

小学校の内容を学習する期間を短くすることが、もっとも効果的な方法です。

 

そのため、小学校6年間を含めた12年教育を行う学校も増えてきており、小学校受験のニーズも高くなってきています。

 

私個人の意見ではありますが、中学受験は十分する価値のあるもので、学習内容も意味のあるものだと思います。

ただ、中学受験に使う時間を中学、高校の予習に使えば、公立中学、高校でも十分に中高一貫校と同じだけ、大学受験の準備に時間を使うことも可能だと思っています。

 

このように予習をすることのメリットはとても大きいです。

しかし、実際に予習を進めていく場合に、中学校、高校で学校のことをやりながら、並行して予習をすることは簡単なことではありません。

しかも、中学生、高校生であれば、親が予習をすすめても、本人の意思がなければ予習をしていくことは困難です。

そういった意味でも、子どもが小学生以下の時に、予習を進めておくことがもっともやりやすく、しかも効果的です。

 

最後に

予習をすることで、一番勉強が大変な大学受験のときに時間的な余裕を作ることができます。

予習は勉強に振り回されなくなるためのひとつの方法だと思います。

時間の余裕があれば、考える余裕が生まれます。

考える余裕があれば、興味を持つ機会が増えます。

勉強内容に興味を持てれば、それが勉強の原動力になります。

 

勉強がやらなければいけない義務であることはつらいものです。

勉強は、自ら学び、興味を持つことでどんどんできるようになります。

 

そして、自ら学ぶことが、自立した学習者としての第一歩で、大人になっても自ら学び、自らを成長させることができるようになれば、自分の思い描いた人生になる確率は高くなります。

 

皆様の参考になれば幸いです。

皆様のご意見、ご感想、またはおすすめの方法、取り組んで良かったことなども教えて下さい。

お気軽にコメントして頂ければと思います。

 

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