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家庭で子どもの記憶力を鍛える方法~乳幼児から小学生まで~

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塾を運営していると生徒、保護者の方から、漢字や、英単語の覚え方や記憶力についてよくご相談を頂きます。

 

うちの子、暗記が苦手でなんです。

どうしたら早く覚えられるようになりますか?

覚えてもすぐ忘れてしまいます。

などなど。

 

記憶力は技術で伸ばすことができます。

特に乳幼児から小学生までは単純記憶が得意で、記憶力を伸ばしやすい時期です。

中学生以上になると、脳も大人と同じような構造になってくるので、単純記憶よりも意味記憶、理解に基づいた記憶が得意になってきます。

 

この記事では、乳幼児から小学生を対象とした、記憶力の伸ばし方をご紹介したいと思います。

 

今回ご紹介する方法は、私が運営する塾でも実際に取り組んでおり、わが子にも実践している方法です。

 

この方法を小学生までに取り組んでおくと、中学校以降の学習で覚えることが多くなった時にも、うまく対応できる可能性が高くなります。

 

この記事を読んで頂ければ、家庭で記憶力を伸ばす方法を分かって頂けると思います。

 

カードをつかう

漢字や、英単語を覚えるための練習としては、机に向かって紙に書くことをイメージされるかもしれません。

 

小学生以下の子どもにはカードを使うと効果的です。

カードを使うメリットは3つあります。

 

①椅子に座っていなくてもできる。

②子どもの興味をひきやすい。

③カードは増えていくことが楽しい。

 

カードは、退屈な記憶の作業を軽減してくれます。

 

おすすめのカード

乳幼児の場合

七田式のかな絵ちゃんカードがおすすめです。

 

 

幼児教育界隈で知名度の高い七田式の中核を成す教材です。

まだ言葉を話せない0歳から使えます。

 

このカードは、覚えるというよりも絵と言葉をリンクさせるために使います。

 

乳幼児は、日常の会話や、絵本などを通して語彙力を増やしていきます。

カードを使うことで、日常あまり触れることのない言葉にも出会う機会が多くなるので、意図的に語彙力を増やしていけます。

 

幼児小学生の場合

言葉が話せるようになってからは、くもんのカードがおすすめです。

ことわざカード 1集 (1)

ことわざカード 1集 (1)

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: くもん出版
  • 発売日: 2008/02/01
  • メディア: 単行本
 

 

乳児から小学生までどの年齢の子どもでも使えます。

基本的な使用する順番としては、

①ことわざカード 1集、2集、3集

②俳句カード 春、夏、秋、冬

③百人一首カード 上、下

の順番で使用すると無理なく覚えていけます。

 

言葉か話せるようになったばかりの乳児の場合は①ことわざカードの前に、慣用句カードを使うのがおすすめです。

慣用句カード 1集

慣用句カード 1集

  • 作者:小森茂
  • 出版社/メーカー: くもん出版
  • 発売日: 2007/11/01
  • メディア: 単行本
 

 慣用句カードはことわざカードよりも、文字数が少ないので覚えやすいです。

 

幼児の場合は、②ことわざカードと③俳句カードの間に、早口ことばカードを使うのがおすすめです。

早口ことばカード

早口ことばカード

  • 作者:石津ちひろ
  • 出版社/メーカー: くもん出版
  • 発売日: 2009/04/01
  • メディア: 単行本
 

 文字数としては、ことわざカードとそれほど変わりませんが、早口ことばを練習すると、口の筋肉が鍛えられ、カツゼツが良くなります。

 

幼児だとまだうまく発音できない音があったり、口の筋肉が発達していないため、発音しにくい音があったりします。

「ポップコーン」を「ポックコーン」といったり、「ジェットコースター」を「ジェッコトースター」といったりすることを改善できます。

 

カツゼツが良くなると、聞き取りも良くなるので、語彙力が増えやすくなります。

 

 

カードの取り組み方

七田式のカードの場合

毎回10枚から20枚のカードを読みあげて見せるだけでOKです。

子どもが覚える必要はありません。

 

カードの表面が絵で、裏が言葉になっているので、表と裏で2回、読み上げながら表と裏を見せます。

見せるのも一瞬でOKです。

 

具体的には、

表「いぬ」、裏「いぬ」、表「ねこ」、裏「ねこ」、表「さる」、裏「さる」・・・・

と、どんどん読み上げていきます。

 

くもんのカードの場合

一枚ずつ子どもに覚えてもらいます。

初めは親が読み上げて、子どもに続けて読んでもらいます。

 

例)親「ねこにこばん」、子ども「ねこにこばん」

 

次に、カードの表にことわざの一部が書いてありますので、カードの一部を親が読み上げ、続きを子どもに言ってもらいます。

 

例)親「ねこに」、子ども「こばん」

 

1枚を完璧に覚えたら、新しい1枚を増やします。

 

乳幼児であれば、1回に増やす量は1枚で十分です。

始めは1週間で1枚覚えるスピードでも問題ありません。

無理に覚えさせようとせず、1回に2,3回子どもが嫌がらない程度に練習して、覚えてもらえばOKです。

 

小学生であれば、一度に数枚を一気に覚えられるようになりますので、その場合は1回に数枚増やしてもOKです。

 

取り組み方のコツ

強制しない

無理に覚える必要はありません。

親子で読む練習をしていくうちに、自然と覚えれば十分です。

 

楽しく取り組む

重要なことは継続することです。

親子で楽しみながら取り組むことが大切です。

子どもが上手に言えたり、前よりも早く覚えられたらどんどん褒めてあげてください。

カードをするたびに褒めてください。

褒めるためにカードをするくらいの気持ちが大切です。

 

親子のコミュニケーションのひとつ

カードを使って、親子で会話をすると効果的です。

ことわざや俳句の内容について話すことで、より記憶は鮮明になります。

また、話し合うことで語彙力も増え、無機質な記憶ではなく、使える記憶になっていきます。

 

しばらく休んでもいい

子どもが嫌がる場合は、しばらく休んでもOKです。

また数日後、数週間後に「カードやってみない?」と誘ってみてください。

本人の意思でやることが大切です。

 

枚数は切りのいいところでリセットしてもいい

カードを増やしていくと、100枚、200枚となってくるので、親も子どもも大変になってきます。

10枚ずつ、20枚ずつなど、枚数を区切って新しく増やしたら、同じ枚数だけ減らしていってもOKです。

 

内容を覚えることが重要ではない

こどわざ、俳句、百人一首を覚えること、知っていること自体が重要ではありません。

未知の言葉を覚える練習をすることに意味があります。

たくさんの未知の言葉を覚える練習をすることで、記憶の容量が増えていきます。

 

塾での取り組み

小学生は、毎回塾に来た時、一番始めにカードをやります。

そして、すべてのカードを完璧に言えたら枚数を増やします。

増やしたカードは自宅で練習してきてもらい、次回の塾の時にこれまでのカードと一緒にやります。

 

これを繰り返し、どんどん枚数を増やしていきます。

 

塾では、どの年齢の子でも始めに「①ことわざカード 1集、2集、3集」が全部まとめて言えるまで練習します。

 

高学年の子どもの場合、簡単なので1回に10枚以上増やす子どももたくさんいます。

低学年の子どもの場合、1枚の場合もあります。

本人と相談しながら増やす枚数は決めています。

 

「①ことわざカード」がすべて言えるようになれば、カードの枚数を一度ゼロにして、「②俳句カード 春、夏、秋、冬」を一枚ずつ増やしていきます。

そして、全部まとめて言えるまで練習します。

 

「②俳句カード」がすべて言えるようになれば、カードの枚数を一度ゼロにして、「③百人一首カード 上、下」を一枚ずつ増やしていきます。

 

3年生以上の場合は、「②俳句カード」を飛ばして「①ことわざカード」の後に、すぐ「③百人一首カード」を使用しています。

 

小学校から中学校に変わると学習量が一気に増えるので、覚える量も増え大変になりますが、小学生のうちに百人一首カードが100枚、スラスラ言えるようになると、中学校で覚える量が増えても、うまく対応できる可能性が高くなります。

 

娘との取り組み

娘とは0歳から七田式のカードに取り組んでおり、言葉が話せるようになった頃から、くもんのカードを使用しています。

 

4歳の娘とは現在、毎朝、七田式のカードと俳句カードを一緒に取り組んでいます。

七田のカードには英語版もあるので、3歳の頃から英語版も使用しています。

 

 

七田式について

七田式について検討されている方の参考に、我が家での七田式の取り組みについてご紹介したいと思います。

 

七田式については、娘がお腹の中にいる頃から3歳頃まで続けていました。

お腹にいる頃から6か月までは七田式教室に通い、並行して2カ月ごろから3歳頃まで約3年間通信の七田式を受講しました。

 

七田式を続けて1年半後に、娘との取り組みについて会報誌の取材を受けました。

そのため、七田式教材についてはある程度、使い倒していると思います。

 

現在は、カードは引き続き使用していますが、他の教材はほとんど使用していません。

約3年間続けた中で、一番良かった教材がカードでした。

 

正直なところ他の教材は、あってもなくても良かったように思っています。

通信の場合、毎月教材が送られてくるのですが、使い易いものもあれば、そうでないものもあり、なかには年齢に合ってないものも送られてくるように感じていました。

私がうまく使えなかったのが原因だと思います。

そのため、3年で七田式を辞めることにしました。

 

七田式をご検討されている方はまずは、カードを試されることをおすすめします。

カードフルセットでなく、お試し版も販売されています。

 

七田式のカードの種類としては、上記のことば以外にも、数や、足し算、図形など種類が豊富で、子どもの成長に合わせてカードが買い足せるので使い勝手がいいです。

 

机に座るのが習慣付いていなくても、文字がまだ書けなくても取り組めるので、幼児には特に使いやすいです。

 

七田式を検討している方の参考になれば幸いです。

七田式については、あくまで私個人の意見と思って頂ければ幸いです。

 

最後に

カードは目に見えて枚数が増えていくので、楽しみながら取り組むことができます。

また、今回紹介したカードは、絵で描かれているものばかりなので、文字だけよりも使いやすいです。

 

くもんのカードについては、日本で一番使用しているのではないかと自負しております。

私自身、くもんのカードを使用して、百人一首をすべて覚えることができました。

それも意識して百人一首を、覚えようとしたわけではありません

 

子どもたちと取り組む中で、自然と覚えることができました。

百人一首をすべて覚えるのは大変です。

しかし、その百人一首でも出会う回数が多ければ、自然と覚えられることを実感しています。

 

カードを使用した記憶の練習は、私を含めた大人や中学生以降の生徒にも効果があります。


皆様の参考になれば幸いです。

皆様のご意見、ご感想、またはおすすめの方法、取り組んで良かったことなども教えて下さい。

お気軽にコメントして頂ければと思います。

 

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